大王紙、今期経常を5％上方修正・17期ぶり最高益更新へ

　大王製紙 <3880> が2月10日後場(13:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比22.5％増の236億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の285億円→300億円(前期は281億円)に5.3％上方修正し、増益率が1.4％増→6.7％増に拡大し、17期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の162億円→177億円(前年同期は168億円)に9.2％増額し、一転して5.5％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比42.1％増の114億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.9％→7.8％に改善した。

株探ニュース