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2018/10/18 - メディア5(3824) の関連ニュース。18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は3日ぶり反落、アジア株下落響く、物色対象も限られる・ドル・円は小幅安、日本と中国の株安で・値下がり寄与トップは、ファナック<6954>、同2位はファーストリテ<9983>■日経平均は3日ぶり反落、アジア株下落響く、物色対象も限られる

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後場に注目すべき3つのポイント~アジア株下落響く、物色対象も限られる

配信元:フィスコ
投稿:2018/10/18 12:33
18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

日経平均は3日ぶり反落、アジア株下落響く、物色対象も限られる
・ドル・円は小幅安、日本と中国の株安で
・値下がり寄与トップは、ファナック<6954>、同2位はファーストリテ<9983>

日経平均は3日ぶり反落、アジア株下落響く、物色対象も限られる

日経平均は3日ぶり反落。120.24円安の22720.88円(出来高概算5億9295万株)で前場の取引を終えた。17日の米国市場では、16日の株価上昇を受けて利益確定の動きや、FOMC議事録で、当局の大半が中立的水準を超えた金利引き上げを支持したことが明らかとなり、利上げへの警戒感から下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円安の22870円となり、こちらにサヤ寄せする格好で朝方は買いが先行した。その後は、財務省が発表した9月の貿易統計速報において、輸出額が22カ月ぶりに減少したことやアジア市場の下落なども相まって、23000円を前にした戻り売り圧力に押され、マイナスに転じての推移が続いた。セクターでは、石油石炭製品や鉱業、化学などが軟調となり、指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>とソフトバンクG<9984>の2銘柄で日経平均に対して約51円分の押し下げ要因になった。

米財務省が公表した為替報告書で、中国の為替操作国認定が見送られたことで、米中貿易戦争激化に対する過度な警戒感は和らいだとみられていたが、人民元が対ドルで下落するなか、上海総合指数は前日比1%を超える想定外の下落をみせていることから、安川電機<6506>ファナック<6954>など中国関連銘柄は揃って弱含んでいる。また、指数インパクトの大きいソフトバンクG<9984>の株価は神経質な動きとなっている。足元で、出資先であるアメリカの配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズが、新規株式公開(IPO)での評価額が最大1200億ドル(約13兆4000億円)に上るとの報道が伝わったほか、業務提携先であるネットフリックス株が2018年7-9月期における良好な決算及び想定以上の契約者数の伸びも明らかになったものの、ソフトバンクGの株価は10月10日以来終値ベースで10000円を回復することができていないうえ、本日も上値の重い展開となっている。サウジアラビアによる記者殺害疑惑問題の長期化が不透明感につながっているとみられ、ビジョン・ファンドの最大出資者である同国を巡る混乱が収拾するまで、本格的な戻りは見込みにくいとみられる。

前場終了時点のTOPIXは前日比0.24%の下落となっており、後場の取引では日銀によるETF買い観測が下支えになる展開は期待しにくいだろう。また、19日に債務問題に対する懸念のくすぶるイタリア銀行(中央銀行)が四半期経済報告を控えるほか、欧州連合(EU)からの英国の離脱協議は停滞していることから、外部環境としても積極的に上値を追いにくい状況にある。物色としては限られやすく、内需・ディフェンシブセクターや企業決算に絡んだ個別対応が主体となろう。


■ドル・円は小幅安、日本と中国の株安で

18日午前の東京市場でドル・円は小幅安。日本と中国の株安を背景に円買い基調が強まり、ドルは112円半ばに値を下げた。

ドル・円は、朝方の取引でNY終値付近でもみ合っていたが、日経平均株価の下落を受けやや円買いに振れた。その後寄り付いた上海総合指数が前日比1%超の大幅安となり、株安を受けた円買いがドルを下押し。

ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、日経平均株価は後場もマイナス圏推移が続きそうだ。また、時間外取引の米株式先物も下落基調に振れており、今晩の米株続落を見込んだドル売りも警戒される。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円50銭から112円73銭、ユーロ・円は129円32銭から129円66銭、ユーロ・ドルは1.1494ドルから1.1505ドルで推移した。


■後場のチェック銘柄

高見沢サイバネティックス<6424>メディアファイブ<3824>など、4銘柄がストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値下がり寄与トップは、ファナック<6954>、同2位はファーストリテ<9983>


■経済指標・要人発言

【要人発言】

・黒田日銀総裁
「景気は穏やかに拡大しており、先行きも穏やかな拡大を続ける」
「消費者物価の前年比は先行き2%へ上昇率を高める」
「物価2%目標の実現を目指し、安定・持続的に必要な時点まで現行の緩和策を継続」

【経済指標】

・日・9月貿易収支:+1400億円(予想:-451億円、8月:-4384億円)

・豪・9月失業率:5.0%(予想:5.3%、8月:5.3%)

・豪・9月雇用者数増減:+0.56万人(予想:+1.5万人、8月:+4.46万人←+4.4万人)


<国内>
・14:00 10月日銀地域経済報告

<海外>
・EU首脳会議(最終日)


<HH>
配信元: フィスコ

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