「NFT」が12位、パ・リーグ6球団がメルカリとNFT参入で注目度アップ<注目テーマ>
1 メタバース
2 リチウムイオン電池
3 半導体
4 電気自動車関連
5 2021年のIPO
6 半導体製造装置
7 全固体電池
8 TOPIXコア30
9 デジタルトランスフォーメーション
10 人工知能
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「NFT」が12位にランクしている。
NFTを巡る動きが活発化している。ここにきて、NFTを活用した実際のサービスが次々に立ち上がってきており、今後一般に広く普及していくことになりそうだ。メルカリ<4385.T>は16日に、プロ野球のパシフィックリーグマーケティング(パ・リーグ、東京都中央区)及びパ・リーグ6球団とNFT事業で連携し、試合の名場面やメモリアルシーンをコレクションできる「パ・リーグ Exciting Moments β」の提供を年内に開始すると発表。これがスポーツ紙など各メディアで報じられたことから、足もとで「NFT」への注目度が増している。
9月には西武ライオンズが日本プロ野球界で初めてNFTコンテンツを扱う「LIONS COLLECTION(ライオンズコレクション)」を発表し、ウェブプラットフォームサービス「PLM COLLECTION」での販売を開始した。パ・リーグではかねてから、インターネットなどのデジタル領域テクノロジーを利活用した新しい価値の提供を推進する方向性を示していたが、パ・リーグ全体にNFTを活用した取り組みが広がることになる。試合映像を使ったNFT事業にスポーツリーグが参入するのは日本初の試み。
メルカリは4月に、暗号資産やブロックチェーン関連のサービスを展開する子会社としてメルコインを設立している。16日の発表会では、日本でNFTはまだ大衆化していないと指摘したうえで、注目度の高いコンテンツを取り込むことによってマーケットプレイスの拡大を図る方針を示した。そして、提携先の第1弾として、国内で広く根づいているプロ野球を選んだとした。メルカリはこの会見でサッカー関連のNFTも視野にあることを明らかにしており、これらの取り組みが順調に進めば、NFTが国内で広く利用されるようになる可能性もありそうだ。
メルカリのほか、取り扱うアート作品を元にNFTの生成・販売事業を展開するShinwa Wise Holdings<2437.T>、NFT事業化とブロックチェーンゲームへの注力を発表したスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>、子会社が音楽専門のNFTマーケットプレイスを展開するアエリア<3758.T>が注目される。また、マイネット<3928.T>、メディアドゥ<3678.T>、エイベックス<7860.T>、GMOインターネット<9449.T>、マネックスグループ<8698.T>なども注目したい。
出所:MINKABU PRESS
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