音楽やアーティスト関連の市場動向に目を向けると、2019年までは堅調に推移してきた。特に、音楽配信では、ストリーミングサービスの利用が急拡大するとともに、ライブ・コンサート市場も拡大傾向にあった。ただ、コロナ禍の影響を受けた2020年については、販売延期等により音楽ソフトの生産金額が1,944億円(前年比15.2%減)に減少した一方、音楽配信の販売金額は自宅等でのストリーミングサービスの利用増加により782億円(同10.8%増)に拡大し、明暗が分かれる結果となった※。2021年上半期(1月から6月)については、音楽ソフトの生産金額が880億円(前年同期比5.8%増)と増加に転じるとともに、音楽配信の販売金額も436億円(同15.5%増)と拡大傾向が続いている。
※出所:(一社)日本レコード協会
また、ライブ・コンサート市場についても、コロナ禍により多くのライブ・コンサートが中止・延期となったことから、2020年の公演回数は43,372回(前年比68.2%減)に減少するとともに、収容人数の制限等も重なり動員数は1,480万人(同82.1%減)に落ち込み、それに伴って市場規模は1,106億円(同81.9%減)と約8割が消失した※。もっとも、足元の状況としては、イベント開催制限の段階的緩和に伴い、十分に感染症対策を講じたうえでライブ・コンサートを再開する動きもあり、公演回数、動員数ともに徐々に回復傾向にある。
※出所:ライブ・エンタテインメント調査委員会
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<NB>
この銘柄の最新ニュース
エムアップのニュース一覧- <09月18日の陽線包み足達成銘柄(買いシグナル)> 2024/09/19
- 個人投資家・有限亭玉介:円高基調で内需系が狙い目に!上昇トレンドを保つ銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】 2024/09/14
- 前日に動いた銘柄 part1 農業総合研究所、ミガロHD、大阪チタニウムテクノロジーズなど 2024/09/04
- 【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり小反落、朝高も半導体関連が売られる (9月3日) 2024/09/03
- ミガロHD、大阪チタ、エムアップなど 2024/09/03
マーケットニュース
- 来週の株式相場に向けて=「石破新総理」誕生後の相場を織り込む (09/27)
- 東京株式(大引け)=903円高と大幅続伸、自民党総裁選を横目に思惑売買膨らむ (09/27)
- 【自民党新総裁決まる】「金融所得課税」の石破氏選出、下値不安は一時的か? (09/27)
- 来週の為替相場見通し=「高市トレード」の巻き戻し (09/27)
エムアップホールディングスの取引履歴を振り返りませんか?
エムアップホールディングスの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。