東京株式(大引け)=209円高、月替わりで国内機関投資家の買い観測
大引けの日経平均株価は前日比209円46銭高の1万9860円03銭と5日ぶり急反発。東証1部の売買高概算は17億3830万株、売買代金概算は2兆4665億9000万円。値上がり銘柄数は1620、対して値下がり銘柄数は309、変わらずは88銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方から買い優勢の展開。米国株市場では足もとNYダウが軟調な展開をみせているものの、日経平均は前日まで4日続落と調整していたこともあって、目先自律反発狙いの買いが入った。きょうは月替わりで新たな資金配分に伴う、国内機関投資家の買いも観測された。また財務省が朝方に発表した1~3月の法人企業統計で、全産業の経常利益が2四半期連続で過去最高を更新したことや設備投資も増加したなどが、全体相場への追い風となった。外国為替市場でも取引時間中は1ドル=111円台に戻すなどドル高・円安方向に振れたことで投資家心理にプラスに働いた。東証1部全体の8割の銘柄が上昇した。
個別では、東京エレクトロン<8035.T>が商いをこなして上昇、キヤノン<7751.T>も堅調。連日急騰のエムアップ<3661.T>はザラ場も含めると3日連続のストップ高となった。enish<3667.T>も値幅制限いっぱいに買われた。日本電産<6594.T>、信越化学工業<4063.T>が高く、住友不動産<8830.T>など不動産株も値を上げている。このほか、リンクアンドモチベーション<2170.T>、オハラ<5218.T>、グリー<3632.T>なども物色人気となった。
半面、任天堂<7974.T>が売りに押され、リクルートホールディングス<6098.T>も冴えない。パーク24<4666.T>が急落したほか、住石ホールディングス<1514.T>、スズケン<9987.T>なども値を下げた。ジャパンディスプレイ<6740.T>軟調、山一電機<6941.T>、三井海洋開発<6269.T>なども安い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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