東京株式(前引け)=欧米株高背景に反発、円高受け買い一巡後は伸び悩む
きょう前場の東京株式市場は、前週末の欧米株高を受けリスクを取る動きが優勢となった。前週末に米国株市場ではNYダウが200ドルを超える上昇をみせたほか主要3指数がいずれも過去最高値を更新、日経平均は年初に急騰したものの前週後半に3日続落と調整を入れていたこともあり、きょうは改めて買い直された。ただ、足もと為替が1ドル=110円台後半の推移と円高に振れていることもあって、輸出セクターを中心に寄り後は伸び悩む展開となった。
個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が売買代金を膨らませ活況高となったほか、任天堂<7974.T>も堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも上昇した。ファーストブラザーズ<3454.T>はストップ高となり、ベクトル<6058.T>、パソナグループ<2168.T>なども値を飛ばした。北興化学工業<4992.T>も物色人気に。半面、ソニー<6758.T>、東京エレクトロン<8035.T>が冴えず、東海カーボン<5301.T>も値を下げた。ヒト・コミュニケーションズ<3654.T>が急落したほか、アルテック<9972.T>も大幅反落。いちご<2337.T>も大きく下落した。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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