政治が動きやすい3月は国策に直結する思惑株、とくに手垢の付いていない銘柄が狙い目
時価総額:132.41億円
PER:23.18倍
PBR: 1.13倍
独立系の情報システム会社でソフト開発およびデータセンターの運用を手掛ける。顧客基盤は埼玉県に本社を構えていることもあってか、りそな銀行向けが3割を占める。金融機関の他に国保や共済、自治体といった公共法人、そして大小問わず事業法人とバランスがとれている。法人のBPO業務受託やRPA導入を積極推進、他に2018年からAWSチームを組成し新ビジネスの推進にも注力。
業績面においては今期横ばい想定ながら、前期の大型案件が剥落していることをふまえれば堅調と言える。今年に入り「テレワークソリューション」の提供開始や今やクラウドサービスの主流とも言える「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のクラウドソリューション」提供を開始し、業容拡大が期待される。
株価は年初から堅調に値を戻す展開が続いており、四半期業績から垣間見える既存ビジネスの好調と新サービス案件の増加で期末に向けて楽しみが広がる企業と言える。昨日の出来高を伴った陽線は配当取りの可能性だけでなく、期末決算の好調を見越した買いも含まれると推察。また、四季報にある埼玉県の防災システムや上記のテレワークソリューションなどは国策にダイレクトに直結してくる部分でもあり、3月は政治も動きやすい時期であることから思惑が波及することも考えられる。