決算プラス・インパクト銘柄・引け後 … 中外薬、コーテクＨＤ、栄研化 (7月26日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の7月21日から26日の決算発表を経て27日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　ＰＣＡ <9629>
　22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の9.8億円に急拡大し、通期計画の18.9億円に対する進捗率は52.0％に達し、5年平均の15.3％も上回った。

★No.2　日精線 <5659>
　22年3月期の連結経常利益を従来予想の35億円→42億円(前期は26億円)に20.0％上方修正し、増益率が34.5％増→61.4％増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

★No.3　マクニカ富士 <3132>
　22年3月期の連結経常利益を従来予想の200億円→250億円(前期は163億円)に25.0％上方修正し、増益率が22.0％増→52.4％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<9629> ＰＣＡ 　　　　東１ 　 +19.31 　　7/26　　　1Q　　　109.55
<5659> 日精線 　　　　東１ 　 +15.81 　　7/26　　　1Q　　　117.42
<3132> マクニカ富士 　東１　　 +7.20 　　7/26　　　1Q　　　105.02
<8014> 蝶理 　　　　　東１　　 +5.99 　　7/26　　　1Q　　　　黒転
<3635> コーテクＨＤ 　東１　　 +5.52 　　7/26　　　1Q　　　105.52

<9058> トランコム 　　東１　　 +5.02 　　7/26　　　1Q　　　 43.11
<4973> 日本高純度 　　東１　　 +4.18 　　7/26　　　1Q　　　 39.91
<4549> 栄研化 　　　　東１　　 +4.07 　　7/26　　　1Q　　　155.38
<7970> 信越ポリ 　　　東１　　 +3.09 　　7/26　　　1Q　　　 50.03
<2397> ＤＮＡチップ 　東２　　 +1.64 　　7/26　　　1Q　　　　赤拡

<4556> カイノス 　　　ＪＱ　　 +1.61 　　7/26　　　1Q　　　 69.28
<7646> ＰＬＡＮＴ 　　東１　　 +1.53 　　7/26　　　3Q　　　 25.53
<4519> 中外薬 　　　　東１　　 +0.80 　　7/26　　上期　　　 15.54
<9663> ナガワ 　　　　東１　　 +0.34 　　7/26　　　1Q　　　 16.51

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした27日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース