ユニクロ成長により同社も成長が見込めるところに注目。
日本最大手の縫製企業で、広島県福山市に本社を置くマツオカコーポレーションカジュアルウエアの縫製からスタートした同社は現在、中国、バングラデシュ、ミャンマーなどに縫製工場を持ち、従業員数は約1万人、年間の生産量は約8000万枚の巨大な縫製企業グループである。
上場目論見書によるとマツオカコーポ―レーションは、直接あるいは間接的に、売上高の7割を「ユニクロ(UNIQLO)」を中心にしたファーストリテイリング向けが占めている。
ファーストリテイリングは2.89%を出資する大株主となっている。
同社の社長である松岡氏は、「IoT(インターネット・オブ・シングス=モノのインターネット化)やさらなるグローバル化など縫製産業にも対応すべき新たな課題が発生しており、上場による知名度向上で多彩な人材を集め、次なる成長戦略を描きたい」と語っている。
またファーストリテイリングは、海外への出店を加速して成長をしていく計画を掲げておりこの成長に合わせて、マツオカも成長する期待が持てる。
更にミャンマー、バングラデシュ、ベトナムの工場を来年中に増設させ、生産能力を16年度比で倍増させる計画をしている。
同社の上期業績(2018年3月期中間期)は売上高 277億円 営業利益 23.5億円で着地、通期見通しは売上高 568億円 営業利益 36億円と営業利益の上期進捗率はで65%に達している。
以上の点を考えるとPERで見てもまだまだ割安と考える。