東京株式(前引け)=世界株高の動きに乗り続伸、約8割の銘柄が上昇
きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が全面高に買われたものの、北朝鮮問題に絡む地政学リスクを意識して朝方はやや売りに押される展開だった。しかし、その後は売り物を吸収し徐々に上値追い基調となった。前日の欧米株市場の地合いを引き継ぎ証券や保険、銀行など金融関連株が買われ全体地合いを支えた。外国為替市場でも前場取引開始前は有事の円買いの動きがみられたが、取引時間中は1ドル=110円台に入るなど円安方向に振れ、投資家の不安心理を後退させた。アジア株市場が総じて堅調に推移していることも味方に、日経平均株価は心理的フシ目である1万9000円台を約3週間ぶりに回復。東証1部全体の約8割の銘柄が上昇した。
個別では、任天堂<7974.T>が売買代金断トツで上値追いが続けている。ソフトバンクグループ<9984.T>も上昇基調鮮明。トヨタ自動車<7203.T>、コマツ<6301.T>も物色人気を集めた。伯東<7433.T>が急伸、安永<7271.T>も値を飛ばした。日本写真印刷<7915.T>の上げ足も目を引く。ヤマトホールディングス<9064.T>も高い。半面、NTTドコモ<9437.T>が軟調、LIXILグループ<5938.T>は大幅安。石川製作所<6208.T>が急落、レナウン<3606.T>も利益確定売りが優勢に。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765.T>も売りに押された。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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