<動意株・3日>(大引け)=エネチェンジ、ワコールHD、ユーグレナなど
ワコールホールディングス<3591.T>=ジリ高歩調。同社はきょう午前10時ごろに、3カ年の中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる25年3月期の連結営業利益目標を165億円(23年3月期予想は65億円)としていることが評価されているようだ。25年3月期の連結売上収益の目標は2200億円(同2050億円)。コア戦略として国内事業は「レジリエントな企業体質への転換」、海外事業では「グローバル成長の加速」を掲げている。
ユーグレナ<2931.T>=反発。2日の取引終了後、中川物産(名古屋市港区)グループのガソリンスタンドで、次世代バイオディーゼル燃料の一般向け継続販売を開始すると発表しており、これが材料視されている。ユーグレナの次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」は、これまでバスや配送車、消防車などの車両、タグボートやフェリーなどの船舶、商業用ジェット機や双発機などの飛行機に供給。一般向け販売に関しては、昨年4月に期間限定で実施したが、継続販売するのは今回が初の取り組みであり、今後より多くの車両への「サステオ」導入を目指すとしている。
リボミック<4591.T>=ストップ高。きょう朝方、早稲田大学との共同研究の成果が学術誌「Nature Computational Science」に掲載されたと発表しており、これを材料視した買いが膨らんでいるようだ。この共同研究はアプタマー創製プロセスの高効率化を目的として、早稲田大学理工学術院バイオインフォマティクス研究室の浜田道昭教授と進めているもの。会社側では今後、この研究成果を更に発展させ、AI(人工知能)技術を活用したアプタマー創製の自動化システムの開発を推進するとしている。
ユナイテッドアローズ<7606.T>=7連騰で新値追い。2日の取引終了後に発表した5月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比41.1%増となり、3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。前年に比べて休日が1日少ない影響があったものの、前年の緊急事態宣言の反動などにより小売りの売り上げ、客数が大きく回復した。また、前年に比べてセール売り上げ構成比を抑えたことで客単価も前年増となった。なお、全社売上高は同39.3%増だった。アイテム別ではジャケット、パンツなどのビジネス衣料に加え、カットソー、スカート、ワンピース、サンダルなど夏物の動向が顕著だった。
良品計画<7453.T>=上値指向継続。2日の取引終了後に発表した5月度の国内売上高で、直営既存店売上高とオンラインストアを合わせた売上高が前年同月比12.4%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。土日祝日の日数が前年に比べて1日少なかったものの、無印良品メンバー向けの施策として、無印良品週間を5月9日まで実施したことで、衣服・雑貨、生活雑貨、食品ともに前年を上回った。なお、直営全店とオンラインストアを合わせた売上高は同22.1%増だった。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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