東海染、今期最終を一転38％減益に下方修正

　東海染工 <3577> [東証Ｓ] が10月28日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結最終利益を従来予想の1億3000万円→3000万円(前期は4800万円)に76.9％下方修正し、一転して37.5％減益見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結最終損益も従来予想の1000万円の黒字→1億9000万円の赤字(前年同期は700万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期第2四半期連結業績予想数値につきましては、国内染色加工事業におきまして、原綿価格高騰や円安進行に伴う生機調達コストの上昇から受注環境が悪化、加工料の値上げを実施するも期初の想定を大幅に上回る原材料・エネルギー価格高騰などの生産コスト上昇分を回収するに至らず当初予想を下回る見込みであります。2023年3月期通期の業績予想数値につきましても、更なる加工料値上げ、生産性向上、生産コスト上昇への対応などを実施することで収益改善を見込んでおりますが、第2四半期までの減少の影響が大きく当初予想を下回る見込みであります。（注）上記に記載した予想数値は、現時点での入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、今後、様々な変動要因により、実際の業績が上記数値と異なる可能性があります。