パルマ、今期経常を一転40％減益に下方修正、配当も4円減額

　パルマ <3461> [東証Ｍ] が9月15日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の5.3億円→2.9億円(前期は4.8億円)に45.3％下方修正し、一転して40.2％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の経常利益も従来予想の5.1億円→2.7億円(前年同期は4.2億円)に46.8％減額し、一転して36.1％減益計算になる。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の12円→8円(前期は8円)に大幅減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当期は、セルフストレージの認知の高まりと共に、テレワークの急速な浸透をはじめとした生活環境の変化やオフィスのダウンサウジングに伴う収納ニーズ等の新たな需要も顕在化され、セルフストレージの利用は増加傾向が続き、ビジネスソリューションサービスを始めとした、セルフストレージ事業者・利用者向けBPOサービスの新規受託件数は前期比１割程度伸長するなど、堅調に推移しております。　一方、当期は、機関投資家、セルフストレージ事業者、事業法人などに８施設を開発販売できる見込みであり、施設供給先の多様化が進展しておりますが、新型コロナウイルス感染拡大による一時的な経済活動の停滞により、セルフストレージ施設の工事期間の長期化や販売活動の進捗に遅れが生じ、ターンキーソリューションサービスにおける当期の施設販売数が計画を３物件下回る見込みであり、これを主因に、通期の売上高・営業利益・経常利益及び当期純利益の予想を下方修正いたします。

　　当期の期末配当予想は、前項の業績予想の修正を踏まえ、財務の状況も勘案し、１株あたり８円に修正することといたします。（注）上記の業績予想につきましては、本資料の発表現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因により異なる結果となる可能性があります。