<動意株・17日>(大引け)=藤コンポ、東海運など
東海運<9380.T>=急速人気で新高値視界。3月につけた年初来高値427円の更新もにわかに視界に入れている。太平洋セメント系の資材輸送会社で、アジア船ターミナル業務が収益の主力を担う。ここにきて海運株への物色人気が加速している。コンテナ船市況の高騰を背景に大手海運株への収益恩恵が大きいが、PBRなど株価指標面で割安な銘柄は多く、同社株も0.7倍前後のPBRが水準訂正妙味を内包している。時価総額100億円強の小型株だが、出来高流動性に富んでいる点も投資資金の食指を動かしている。
FRONTEO<2158.T>=ストップ高。16日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を105億円から108億円(前期比4.1%増)へ、営業利益を6億円から12億円(同2.4倍)へ、純利益を3億5000万円から7億2500万円(同2.0倍)へ上方修正し、あわせて3円を予定していた期末一括配当予想を5円に引き上げると発表したことで物色の矛先が向かった。リーガルテックAI事業で推進しているAIレビューツール「KIBIT Automator」を活用した案件を主体としていくポートフォリオトランスフォーメーションが奏功し、日本・アジアで大型案件を受注したことが貢献した。また、収益認識会計基準の影響などで、AIソリューション事業の売上高が想定以上となっていることも寄与する。なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高30億6700万円(前期比4.6%増)、営業利益5億9800万円(同15.0倍)、純利益4億7200万円(同16.9倍)だった。
山王<3441.T>=急伸。一時300円近い上昇で1600円台まで一気に駆け上がる場面があった。電子機器用デバイスの金メッキ加工を手掛け、商用化本番でインフラが急がれている5G基地局向けなどで高水準の需要を取り込んでいる。21年7月期は経常利益が前期比2.4倍となる2億1000万円を予想。また同社は、東京工業大学や産業技術総合研究所と共同研究を進めている電界メッキによる水素透過膜とその製造方法についての特許を有するなど、水素関連としての切り口もある。前日取引終了後には水素透過膜開発に関して進捗があったことを開示、これが株価を改めて刺激している。
ジモティー<7082.T>=急反騰。16日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1~6月)単独決算が、売上高8億200万円(前年同期比14.9%増)、営業利益2億9200万円(同76.9%増)、純利益2億4100万円(同74.9%増)と大幅増益となったことが好感されている。前期第3四半期に開始したネット決済・配送代行の手数料売り上げのシェアが拡大していることに加えて、広告単価が回復傾向にあることが貢献した。なお、21年12月期通期業績予想は、売上高14億6700万円(前期比6.7%増)、営業利益3億3500万円(同9.0%増)、純利益2億7900万円(同9.9%増)の従来見通しを据え置いている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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