幅広い受注増加により2期連続最高益の見通し
2月6日の決算、18年3月期第3四半期累計の連結経常利益は前年同期比44.3%増の27.3億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の26億円から30億円に15.4%上方修正し、2期連続で過去最高益を更新する見通し。
免耐震工事などの民間案件を幅広く受注し、採算性の高い工事が売り上がったこと、各工事の採算改善や業務全般にわたるコスト削減に努めた結果が奏功。
高速道路や新幹線などの大規模更新・修繕工事の保全・補修事業、東京五輪大会開催に伴う建築・土木関連事業などに経営資源を積極的に投入し経営基盤を強化する。併せて、i-Constructionの推進に積極的に取り組み、生産性を向上させ、一段の飛躍を図る。
チャート面では16年6月からの上昇に対して調整トレンドにあるが、2500円付近で反発を繰り返すことにより下値も限定的の感がある。2月6日の株式市場の全面安の中、下落するも陽線で引けていることから、反発上昇を想定する。
業種:金属製品
時価総額:181.4億円
PER:10.13倍
PBR:0.89倍