<動意株・6日>(大引け)=小池酸工、三星ベルト、クスリのアオキなど
三ツ星ベルト<5192.T>=後場切り返す。自動車向け中心にVベルトなど伝動ベルトを手掛けているが、インドネシアなどをはじめアジア地域で需要開拓が続いている。15年3月期営業利益は前期比17.6%増の72億円を見込むなど好調、株価指標面でもPER12倍台と割高感に乏しく、昨年12月29日につけた高値915円更新をうかがう展開だ。
クスリのアオキ<3398.T>=4日続伸。訪日外国人の急増を背景としたインバウンド消費はドラッグストア業界にも及んでおり、同社の既存店月次売上高は11月度の7.1%増に続き12月度も5.3%増と消費増税の影響を完全に吸収する格好となっている。また昨年、構造改革を進めるイオンがグループ内のドラッグストア経営統合に動いたことから、ドラッグ業界の再編観測が浮上、同社株買い集めの思惑も投機資金を呼び込んでいるようだ。
バロー<9956.T>=堅調。東海や北陸を地盤とした食品スーパーだが、ドラッグストアやホームセンターなどに多岐にわたる展開が特長で消費増税の影響をこなし業績は好調をキープしている。時価は06年10月以来となる8年ぶりの高値圏で推移、12月下旬にマドを開けて買われた後も売り物をこなしじりじりと下値を切り上げている。PERは12倍前後と依然として割高感に乏しいうえ、信用買い残も軽く信用倍率は1.08倍で株式需給面も上値追いに味方している。
宮入バルブ製作所<6495.T>=続急騰。全般相場が軟化するなか、昨年12月以降の調整に一巡感があり、急騰習性のある同社に値幅取り狙いの短期資金が流入したもよう。また、昨年9月に発表した中期経営計画では、18年3月期に売上高60億円以上、営業利益率6~8%の持続的達成を目標としているが、中で水素分野への注力を打ち出していることも注目されており、水素ステーション向けに、LNGバルブで培った極低温バルブ技術をベースに顧客との共同製品開発を進めるほか、燃料電池車普及に備えて、搭載の水素ボンベ用容器バルブの製品化を行うとしている。
薬王堂<3385.T>=5日続伸。5日の取引終了後に発表した14年12月度の月次売上高は、既存店が前年同月比3.3%増と堅調だった。既存店売上高は4カ月連続で前年を上回った。客数が同0.7%増え、客単価も同2.6%上昇した。全店の売上高は同11.5%増と3カ月連続で2ケタ超の伸びとなっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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