レストラン事業の売上高は前年同期比13.9%増の380.22億円、営業利益は同86.9%増の26.93億円となった。ベーカリーレストランにつき、不採算店舗の整理に取り組みつつ、既存店に人的資本を集中し業績改善に取り組んできた。店舗数については、「ベーカリーレストラン・サンマルク」は、直営店35店舗、フランチャイズ店10店舗、計45店舗となった。また、「ベーカリーレストラン・バケット」は、当年度中に直営店1店舗出店し、これにより直営店68店舗となった。生パスタ専門店「生麺専門鎌倉パスタ」については、派生業態としてお出汁パスタと和スイーツを中心とした「おだしもん」を開発するとともに、デジタル販促による集客及びTVCM、YouTube配信による認知度の向上に取り組んできた。当年度中に直営店9店舗出店し、これにより直営店200店舗となった。回転ずし「すし処函館市場」については、創作寿司の開発等により既存店売上の向上を進めてきた。店舗数については、直営店5店舗、フランチャイズ店4店舗、計9店舗となった。ドリア専門店「神戸元町ドリア」については、専門性を活かし堅調に出店した一方で、中華業態「台湾小籠包」については、黒字化に向け取り組んできた。当年度中に直営店7店舗出店し、これにより直営店66店舗となった。実験業態については、当年度中に韓国料理と釜炊きごはんの「韓と米」2店舗、クロワッサン専門店の「RISTRETTO&CROISSANT LABORATORIO」1店舗、パンにこだわった「Petrichor Bakery and Cafe」1店舗それぞれ出店し、これにより直営店8店舗となった。
喫茶事業の売上高は前年同期比8.5%増の265.34億円、営業利益は同495.4%増の16.15億円となった。セルフサービス喫茶の「サンマルクカフェ」につき、ベーカリーカフェへの原点回帰によるパンを中心とした施策及び新商品のPR活動に注力してきた。店舗数については、直営店286店舗、フランチャイズ店8店舗、計294店舗となった。フルサービス喫茶の「倉式珈琲店」については、ビジネスモデルの立て直しに取り組んできた。なお、「倉式珈琲店」の運営会社である倉式珈琲を同社が2024年4月1日付で吸収合併し、再出発を図ることとしている。当年度中にフランチャイズ店1店舗出店し、直営店50店舗、フランチャイズ店2店舗、計52店舗となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.9%減の640.00億円、営業利益が同14.5%増の30.00億円、経常利益が同9.0%増の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同116.6%増の21.00億円を見込んでいる。
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