東京株式(大引け)=62円高、米株高などを追い風に今年初の5日続伸
大引けの日経平均株価は前日比62円15銭高の2万690円71銭と5日続伸。東証1部の売買高概算は14億5979万株、売買代金概算は2兆2743億円。値上がり銘柄数は954、対して値下がり銘柄数は959、変わらずは117銘柄だった。
きょうの東京市場は3連休前にも関わらず、リスクを取る動きが継続した。前日の米国株市場でNYダウが7日続伸し、主要3指数がいずれも過去最高値更新と株高局面が続いており、これが強気の地合いを後押ししている。米長期金利の上昇を背景に銀行や保険株が買われ、取引時間中に為替市場で円安が進んだことから、自動車などの輸出株も堅調だった。日本時間今晩に米9月の雇用統計発表を控え、この結果を見極めたいとの思惑や北朝鮮を巡る地政学リスクが意識されるなか、前場は伸び悩んだものの、後場後半は円安進行を横目に再び強調展開となった。また、個別銘柄に売り買いが交錯するなか、値上がりと値下がり銘柄数が前引け時点、大引け時点ともにほぼ拮抗するという珍しい現象をみせた。
個別では任天堂<7974.T>が断トツの売買代金をこなし1000円超の上昇、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも物色人気を集めた。トヨタ自動車<7203.T>が買われ、ファナック<6954.T>も堅調。豊和工業<6203.T>はストップ高に買われた。ジャパンベストレスキューシステム<2453.T>、ルック<8029.T>が上値を追い、薬王堂<3385.T>、モリテックスチール<5986.T>なども値を飛ばした。ダントーホールディングス<5337.T>も大幅高となった。
半面、安川電機<6506.T>、武田薬品工業<4502.T>が軟調、東京エレクトロン<8035.T>、キーエンス<6861.T>も売りに押された。住石ホールディングス<1514.T>が値を下げたほか、巴川製紙所<3878.T>、サーラコーポレーション<2734.T>、フィード・ワン<2060.T>は大幅安に売られた。クリーク・アンド・リバー社<4763.T>の下げも目立つ。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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