東京株式(前引け)=続落も売り一巡後は下げ渋る
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株安を受けて主力株など中心に売り優勢の展開となり、一時1万9600円台を割り込む場面もあった。ただ、売り一巡後は押し目買いが入り下げ渋った。取引時間中に為替が1ドル=111円台前半まで円安方向に振れたことが株価を下支えした。また、5月の中国PMIが前月比横ばいだったことで投資家の不安心理が和らいだことも反映された。前場の売買代金は1兆円を下回るなど閑散商いが続いている。
個別では任天堂<7974.T>が利益確定売りに押され、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも軟調。ケネディクス<4321.T>も安い。薬王堂<3385.T>、協和発酵キリン<4151.T>が値を下げ、カルビー<2229.T>も下落した。半面、ソフトバンクグループ<9984.T>がしっかり、エムアップ<3661.T>はきょうも一時ストップ高に買われる人気となった。ベルーナ<9997.T>が値を飛ばし、昭和電工<4004.T>も物色人気に。東海カーボン<5301.T>も上昇した。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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