大引けの日経平均は前日比267.92円安の27013.25円となった。1月6日に付けていた年初来安値を更新した。東証1部の売買高は12億3197万株、売買代金は2兆8305億円だった。業種別では、海運業、輸送用機器、非鉄金属が下落率上位だった。一方、電気・ガス業、陸運業、その他製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の64%、対して値上がり銘柄は32%となった。
個別では、トヨタ自が前日同様に売買代金トップで4%の下落。会社側が9月の減産を正式発表し、観測報道で前日の取引終盤にかけて売りが広がった流れが続いた。これに伴いデンソー<6902>は9%近く下落し、ホンダ<7267>や日産自<7201>にも売りが波及。三井物産<8031>などは商品市況の下落を受けて前日に続き軟調ぶりが目立ち、これまで堅調だった郵船<9101>や商船三井<9104>といった海運株も大幅安となった。その他、ソフトバンクG<9984>は3%超下落し、レーザーテック<6920>などが軟調。東証1部下落率上位にはわかもと<4512>やデンソー、郵船が顔を出した。一方、任天堂<7974>や第一三共<4568>が堅調で、東エレク<8035>や塩野義<4507>は小高い。SMBC信託銀行と証券代行業で提携すると報じられたIRJHD<6035>などが大きく買われ、オンリー<3376>は連日で買い気配のままストップ高比例配分となった。
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