<動意株・2日>(大引け)=ハクス食G、日鉄鉱、H2Oリテイなど
日鉄鉱業<1515.T>=後場に入って大幅高。同社は2日午後1時、19年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を1170億円から1190億円(前期比0.2%増)へ、営業利益を78億円から80億円(同8.6%減)へ、最終利益を38億円から48億円(同3.7%減)へそれぞれ増額した。売上高については、金属部門での銅価上昇、鉱石部門での石油製品価格上昇および環境部門での水処理剤の増販による増収などにより、前回予想を上まわる見通し。損益については、出向者関係費の「営業外費用」から「販売費及び一般管理費」への表示方法変更に伴う、営業利益の減益要因があったものの、探鉱費の減少および電気銅の円安推移による為替の影響などにより、営業利益および経常利益が、前回予想を上まわる見通しとなった。
エイチ・ツー・オー リテイリング<8242.T>=後場一段高。同社が1日の取引終了後に発表した10月度の売上速報で、全店合計売上高が前年同月比4.9%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。日曜日が前年に比べて1日少なかったものの、気温の低下に伴い秋ファッションの実需ニーズと冬物の先行購買が活発化し、阪急本店、阪急メンズ東京、博多阪急などの都心店では海外ブランドを中心に売り上げを伸ばした。
キトー<6409.T>=大幅反発。同社は1日取引終了後、19年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を580億円から600億円(前期比8.8%増)へ、営業利益を55億円から60億円(同27.7%増)へ、最終利益を35億円から40億円(同41.0%増)へそれぞれ増額した。19年3月期第2四半期累計期間は、全般的な好調を維持する日本、米国市場が業績をけん引し、中国市場でもEVなどを中心とした成長産業が活況で業績に大きく貢献した。通期業績については、米中貿易摩擦による先行きの不透明感は残るものの、第3四半期以降も日本、米国を中心に需要は底堅く推移するものと見込まれることから、通期連結業績予想を第2四半期累計期間と同様に上方修正する。なお、売上高、各段階利益ともに、過去最高となる見込みとしている。
トラスト<3347.T>=急騰。1日取引終了後、19年3月期の第2四半期連結業績予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高は96億5000万円から107億7000万円(前年同期比20.7%増)へ見直したほか、営業利益は5億8000万円から7億6200万円(同35.3%増)へ、最終利益は2億2000万円から2億2200万円(同18.1%増)へ修正した。中古車輸出事業はおおむね予想通り推移したが、レンタカー事業が新規出店による効果で利益が予想を上回った。なお、通期予想は据え置いている。
FJネクスト<8935.T>=大幅高で4日続伸。同社は投資用マンションの開発販売を手掛けている。不動産開発事業では低金利環境が後押しする形で需要は高水準に推移しており、販売戸数が拡大している。また、建設事業も都市部を中心に好調だ。1日取引終了後に発表した19年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高は369億1500万円(前年同期比27.8%増)、営業利益は42億9400万円(同53.5%増)、最終利益は27億1900万円(同57.6%増)と高水準の伸びを示した。これを好感する形で投資資金が流入している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:minkabuPRESS
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