<検証話題株・ケンコーコム>=最高裁の大衆薬ネット販売容認方向を機に急上昇、そして…(2)
いわば材料と需給の両面が押し上げ要因となったわけだが、判決が出ると上昇も長くは続かず、17日に反落に転じると、その後は2日連続ストップ安を含めて4日続落し、短期の調整局面に入ることになった。
同社はインターネットを通じて医薬品や健康関連食品などを販売、またシンガポール子会社を通じて日本向けの医薬品通販などを行っている。
前述の改正薬事法施行後、ケンコーコムの収益は低迷し、12年3月期まで2期連続で経常赤字を計上した。大衆薬のネット販売解禁で少なくとも月次の売上高が数%押し上げられると会社側ではみているほか、同時に他の商品を購入する相乗効果も期待できることから、今後は年間10億円前後の売上増につながると推定される。今後の株価動向は、業績回復が一つの鍵だが、来14年3月期には黒字転換が期待できるとの見方が強いようだ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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