グラン、今期最終を一転85％増益に上方修正、配当も無配→10円実施へ

　グランディーズ <3261> [東証Ｇ] が11月10日昼(11:30)に決算を発表。23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終利益は前年同期比6.2倍の1億0500万円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の1000万円→1億2000万円(前期は6500万円)に12倍上方修正し、一転して84.6％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終利益も従来予想の3500万円→1億4500万円(前年同期は4100万円)に4.1倍増額し、一転して3.5倍増益計算になる。

　業績好調に伴い、従来無配としていた期末一括配当は10円(前期は14円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結最終損益は1億3000万円の黒字(前年同期は700万円の赤字)に浮上し、売上営業利益率は前年同期の0.0％→4.0％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年7月1日付でDipro株式会社の全株式を譲渡したことにより、関係会社株式売却益179,113千円を計上し、当該売却益に係る法人税等を考慮した結果、親会社株主に帰属する当期純利益が当初予想を上回ることによるものであります。

　当社は株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題の一つと考え、安定的な配当の維持に努めてきたことから、連結業績予想の修正に伴い、期末の１株当たり配当金10円を予定しております。なお、通期業績予想及び配当予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しており、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値とは異なる可能性があります。公表すべき事項が新たに生じた場合は、速やかに開示いたします。