ネクステージ、今期経常を21％上方修正・最高益予想を上乗せ

　ネクステージ <3186> が10月4日大引け後(15:00)に決算を発表。21年11月期第3四半期累計(20年12月-21年8月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の96億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の107億円→130億円(前期は65.2億円)に21.5％上方修正し、増益率が63.9％増→99.2％増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益も従来予想の44.9億円→67.9億円(前年同期は65.5億円)に51.1％増額し、一転して3.8％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である6-8月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.2％減の34億円に減り、売上営業利益率は前年同期の5.6％→4.7％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第３四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染拡大の防止策を講じ、経済に持ち直しの動きがありますが、同感染症の影響は依然収束していない状況が続いております。売上高につきましては、買取事業・整備事業が牽引し通期業績予想を上回る結果となりました。利益面では、在庫回転期間を意識した在庫コントロール、コスト削減により生産性を上げることで利益率は想定以上に改善いたしました。　今後の当社グループを取り巻く経営環境は引き続き予測が困難な状況ではありますが、現時点で入手可能な情報や予測に基づき業績への影響を算定いたしました結果、上記の通り業績予想を行いました。今後の業績動向を踏まえ、業績予想の修正が必要となった場合には、速やかに開示することといたします。（注）上記の実績予想は、本資料の発表日現在で入手可能な情報に基づき算出しております。実際の業績は、今後のさまざまな要因により予想数値と異なる可能性があります。