エネルギーコストソリューション事業の売上高は前年同期比39.9%増の77.34億円、セグメント利益は同45.7%増の30.30億円となった。電力の自家消費を提案する事業用太陽光発電システムを主力商材とし、また、事業者のコスト削減のための電力基本料金削減コンサルティングやIoT機器、省エネルギー化のための業務用エアコン・トランスなどの各種省エネ設備を販売し、顧客に電力の運用改善・設備改善などの提案をしてきた。
スマートハウスプロジェクト事業の売上高は同10.6%増の44.40億円、セグメント利益は同18.3%増の5.87億円となった。脱炭素による再生可能エネルギーへの関心の高まりや、太陽光発電の10年間の固定価格買取制度の適用が終わる卒FIT案件の増加といった市場環境、住宅 のエネルギーレジリエンス強化へのニーズにより蓄電池への需要があることから、蓄電池の販売を推進した。
小売電気事業の売上高は同18.8%減の177.33億円、セグメント利益は同25.9%増の22.67億円となった。電力市場価格の低下等により売上高が減少した一方、リスクヘッジ施策の効果に加え電力市場価格の低位安定により、利益が拡大した。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.7%増の340.00億円、営業利益が同24.6%増の65.00億円、経常利益が同24.7%増の65.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同22.0%増の43.20億円を見込んでいる。
また、2024年3月期の期末配当予想については、2月14日において31.00円としていたが、2024年3月期の業績実績が業績予想を上回ったため、前回予想から1.00円増配し、1株当たり32.00円とすることを発表した。
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