26日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は159.36ドル高(+0.43%)の37545.33ドル、S&P500は20.12ポイント高(+0.42%)の4774.75ポイント、ナスダックは81.60ポイント高(+0.54%)の15074.57で取引を終了した。連休明け、様子見気配強くまちまちで寄り付いた。その後、原油価格の回復でエネルギーセクター中心に買われたほか、10月住宅価格指数も予想ほど伸びなかったものの依然プラス圏を維持し住宅市場の底堅さが確認され相場を支援。半導体インテルの上昇が相場を一段と押し上げ終日堅調に推移した。日経平均は、休場明けの外部環境を材料に買い優勢で取引を開始。為替市場では、1ドルが142円台後半とやや円安ドル高に振れたことなどから輸出関連銘柄などが上昇。日経平均は上げ幅を広げ、33700円台まで上昇するなど強い動きを見せた。
日経平均採用銘柄では、ソフトバンクG<9984>が前日比5%超上昇し日経平均を60円ほど押し上げたほか、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>など海運株も買われた。その他の銘柄では、ジャパンディスプレイ<6740>、gumi<3903>が大幅高となった。一方、Jフロント<3086>、高島屋<8233>など百貨店株は引き続きさえない。
セクターでは、海運業、電気・ガス業、サービス業、情報・通信業、精密機器などが上昇した一方、ゴム製品のみ下落した。
後場も引き続き強い展開を想定する。買い一巡後の日経平均は33600円台まで上げ幅を縮小したが、プライム市場の幅広い銘柄・業種が物色されるなど相場のモメンタムは強い。休み明けの海外投資家がドル買戻しを進めた場合、為替市場では円安ドル高がやや進行する可能性もあろう。また、本日は12月期決算企業などの権利取り最終売買日でもあることから、日経平均は大引けにかけて強い動きを見せると想定する。終値ベースでの年初来高値33753.33円(7月3日)を超えられるか注目したい。
<AK>
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