「円高メリット」が8位にランク、日銀の追加利上げ観測から円に関心向かう<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円高メリット」が8位となっている。
日銀が23~24日に開く金融政策決定会合で、追加利上げに踏み切るとの観測が強まっており、一段の円高進行が意識されやすくなっている。
日銀の氷見野良三副総裁は14日に利上げ判断で重視する賃上げについて「24年度に続き強い結果を期待できる」との認識を示し、植田和男総裁は15日に「米新政権の政策や春闘の賃金動向などを精査し、追加利上げを行うかどうか判断する」と明言した。正副総裁の発言をタカ派的と受け止める市場参加者が多いほか、20日のトランプ米大統領就任後に金融市場で大きな混乱が起きていないことから日銀が利上げする環境が整ったとの見方が広がっている。
ただ、植田総裁は昨年12月25日の講演で「追加の利上げについては、春闘に向けた賃上げの動きなどを見極めて判断したい」との考えを示していることから予断を許さない。足もとで利上げを織り込むかたちで円高が進んできただけに、見送られた場合には円が大きく反落しそう。また、トランプ氏の発言によって相場が大きく動く可能性があることにも注意が必要だ。
なお、円高メリット株に位置づけられる銘柄としては神戸物産<3038.T>、ワークマン<7564.T>、日本航空<9201.T>、ニトリホールディングス<9843.T>などが挙げられる。
出所:MINKABU PRESS
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