アルペン、今期最終を一転赤字に下方修正

　アルペン <3028> が2月6日大引け後(15:30)に決算を発表。19年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結最終利益は前年同期比76.6％減の5.4億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同損益を従来予想の30億円の黒字→16.7億円の赤字(前期は19.7億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結最終損益は22.2億円の赤字(前年同期は3.3億円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(2Q)の連結最終利益は前年同期比27.9％減の8.3億円に減り、売上営業利益率は前年同期の3.0％→1.9％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 売上高におきましては、当第２四半期連結累計期間の実績および近況の業績推移を踏まえ、下期におきましても同水準での推移が見込まれることから、前回発表予想を修正いたしました。営業利益および経常利益につきましては、人件費等の抑制を見込んでいるものの、売上高減少の影響に加え、売上総利益率が低下する見込みのため、前回発表予想を修正いたしました。　　また、親会社株主に帰属する当期純利益は、上記の理由に加え、構造改革の一環として、収益性の低い店舗の閉鎖を実施するにあたっての減損損失、および平成31年１月９日に公表いたしました「希望退職者の募集」により想定される退職特別加算金等、本施策の実施に伴う費用を特別損失に計上する見込みであるため、修正いたしました。　上記の予想は、当社グループが現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいて作成しており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。