<動意株・2日>(大引け)=フルキャスト、木村化、クレオスなど
木村化工機<6378.T>=後場ストップ高。後場に入り日本経済新聞電子版で「東京電力は柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の運転再開を目指し、7月中にも原子力規制委員会に安全審査を申請する方針を固めた」と報じられたことを受け、原発関連の材料株として短期資金が流入した。株価は5月21日に年初来高値917円をつけて以来、調整色を強めていただけに、リバウンド狙いの買いが入ったようだ。
GSIクレオス<8101.T>=大幅高。特に目新しい材料は観測されていないものの、この日は日経平均株価が午前中に1万4000円台を回復するなど地合い好転が顕著となっており、低位材料株に対する水準訂正を期待した買いが入っているもよう。株価は6月12日の年初来高値238円をつけた後、急騰前の150円前後の水準まで下落していただけに、仕切り直しの意識も大幅高につながったようだ。
住友金属鉱山<5713.T>=大幅に4日続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は1日、中心限月の8月物が前週末比32.0ドル高の1トロイオンス1255.7ドルに上昇。7月に入り新規資金が流入し、金価格は上昇した。同社株は資源価格下落で下げ基調を強めていただけに、金などの市況反発とともに見直し買いが流入している。
オンコセラピー・サイエンス<4564.T>=ストップ高。がん幹細胞を標的とする新規低分子化合物「OTS167」の米国での第1相臨床試験を行うための新薬治験許可申請書がFDA(米国食品医薬品局)に受理され、臨床試験を開始すると発表したことを好感した買いが入っている。「OTS167」は、がん幹細胞に対する治療薬候補であり、ヒトでも強力な抗腫瘍効果が期待されている新規の低分子化合物。
レデイ薬局<3027.OS>=急伸。同社が1日発表の2014年2月期第1四半期(3~5月)業績は、経常利益が同49.9%増の5億3200万円と大幅増益を記録。ドラッグストア事業に加え、調剤事業部門の売り上げが順調に伸び収益に寄与した。同社の第2四半期の予想経常利益は6億5900万円。第1四半期の終了時点での対第2四半期ベース進捗率は80.7%に達しており、増額修正期待が膨らんでいる。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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