東京株式(前引け)=続伸、円高を横目に買い一巡後は上げ幅縮小
きょう前場の東京株式市場は、大きく買い優勢で始まり、寄り後も日経平均株価は上げ幅を広げ一時400円高超に買われたが、前場終盤になって急速に伸び悩み、結局プラス圏は保ったものの53円高で着地した。前日の欧米株市場が全面高、米国で税制改革法案が下院を通過したこともあって朝方はリスク選好ムードが強かったが、取引時間中に為替が急速に円高に振れたことなどで目先筋の利益確定売りを誘発した。日経平均、TOPIXともにプラスだが、値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が上回っている。
個別では東京エレクトロン<8035.T>、SUMCO<3436.T>など半導体関連が高く、ファーストリテイリング<9983.T>、ブリヂストン<5108.T>なども上昇した。テイクアンドギヴ・ニーズ<4331.T>が急伸、双信電機<6938.T>、TYK<5363.T>なども値を飛ばした。東京ドーム<9681.T>、ソースネクスト<4344.T>なども高い。半面、ソフトバンクグループ<9984.T>、トヨタ自動車<7203.T>が冴えず、NTT<9432.T>も売りに押された。ラサ商事<3023.T>、日本マイクロニクス<6871.T>が急落、ツムラ<4540.T>、新川<6274.T>なども値を下げた。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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