神栄、前期経常を35％上方修正

　神栄 <3004> が4月21日後場(14:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の5億円→6.7億円(前の期は2.7億円)に35.2％上方修正し、増益率が83.8％増→2.5倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.1億円→5.8億円(前年同期は1.8億円)に42.6％増額し、増益率が2.2倍→3.1倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（連結）　売上高については、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、食品関連において冷凍食品分野の販売量の落ち込み幅を抑えられたことに加え、電子関連において空気清浄機向けホコリセンサの受注が計画より好調であったことなどから、前回予想を上回る見込みであります。　利益面についても、上記の増収による売上総利益の増加に加え、電子関連において生産性の向上に伴う原価低減により利益率が改善したことや食品関連において在庫圧縮などによりさらに販売費が減少したほか、第４四半期において為替相場が円安となったことにより輸入決済に対応するための先物為替予約に係る為替差益を計上したことなどで、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回る見込みであります。（個別）　関係会社貸倒引当金繰入額211百万円を特別損失に計上いたしますが、前期実績と比べると特別損失が大幅に減少することから、当期純利益が大幅に改善する見込みであります。（注）上記の予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて判断したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。