年初に高値を付けた後に調整局面にあった株式市場は、このところ小康状態を保っています。この1ヵ月強だけを見れば日経平均株価は10%の上昇ですが、外需景気敏感と内需ディフェンシブの綱引きが続き、一部には大きく上げている銘柄もあるものの、全体としてはそれほど上がっているわけではありません。ただし、直近、外需景気敏感株の次期業績見通しが円高にもかかわらず意外に強気なため、買い戻されてはいますが、果たして再度高値を更新する勢いがあるのかが焦点となっています。
一方で、米国発の金利上昇が国内にも波及してきていますので、ここまで水準訂正をしてきた内需安定割安株もこの先の見通しが明るいわけではありません。つまり、金利上昇下で株価が上がる時には、安定割安株は圏外になる傾向があるためです。金利上昇にも対抗できる成長性が要求されることになります。
そんな中で当コラムでは年初から継続的に内需成長、割安株を推奨していますが、それぞれ極めて順調に株価が上昇しています。
▼1月24日のやまみ <2820>
https://money.minkabu.jp/64207
▼1月29日のクスリのアオキ <3549>
https://money.minkabu.jp/64248
2月20日は卸株を紹介し、それぞれが上昇していますが、その中でもあらた <2733> が大きく上昇しています。
▼2月20日あらた
https://money.minkabu.jp/64543
▼2月28日のアルビス <7475>
https://money.minkabu.jp/64615
などです。
これらの中で、1月に紹介したやまみ <2820> はその後株価が60%上昇し、今また1月の株価水準まで下がってきました。しかし、5月に出る第3四半期決算も期待できますので、再び大きく上昇する可能性があるでしょう。
なお、やまみのレポートはこちらからダウンロードできます。
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