<動意株・3日>(大引け)=サンリオ、伊藤園、GENDAなど
伊藤園<2593.T>=上げ足強め4日続伸。2日の取引終了後に発表した25年4月期第2四半期累計(5~10月)の連結決算は、売上高が前年同期比4.0%増の2523億2100万円、最終利益が同18.0%減の91億9100万円だった。中間期では2ケタの減益となった一方、8~10月期では最終増益を確保しており、好感されたようだ。8~10月期は、茶系飲料の販売数量が堅調に推移したほか、コーヒー飲料やミネラルウォーターが大きく伸びた。同社は3日、東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)で、100万株の自社株買いを行ったことも開示した。取得価額は33億円だった。
GENDA<9166.T>=8日ぶり大幅反発。2日取引終了後、鉄人化ホールディングス<2404.T>傘下でカラオケ事業を手掛ける鉄人エンタープライズの施設2店舗の店舗資産を取得したと発表した。取得した店舗は「カラオケBanBan」ブランドにリブランディングし、来年1月に新たにオープンする予定という。あわせて月次の進捗レポートを発表。11月度の店舗数は859店舗と引き続き拡大基調を維持した。これら発表が好感されている。
日本エンタープライズ<4829.T>=急速人気で一時ストップ高。一気に年初来高値を更新した。同社は2日、トヨタ自動車<7203.T>東京本社に交通情報サービス「ATIS」の提供を開始したと発表。これが材料視されているようだ。ATISは、渋滞・事故・規制など全国の道路情報と、道路情報に関連するルート検索やライブカメラ映像など関連情報を提供するサービス。トヨタ東京本社では送迎車で利用されるという。
サイゼリヤ<7581.T>=急反発。同社は2日、レストラン業態「サイゼリヤ」の11月度の月次報告を公表。既存店売上高は前年同月比23.0%増となり、伸び率が10月度の17.4%から拡大したことが好感されているようだ。既存店の客数が同19.7%増、客単価が同2.8%増となったことが寄与。なお、全店ベースの売上高は同22.4%増となった。
ヘッドウォータース<4011.T>=5連騰。ここ上げ足を一気に強めている。法人向けにAIを活用したソリューションビジネスやデジタルトランスフォーメーション(DX)導入支援ビジネスなどを展開するが、業容拡大に向けた動きも積極化させている。前週末に株式分割発表を好感されて急騰したが、前日取引終了後には自動車業界向け生成AIサービスを強化する方針を発表、第1弾として車載エッジAIエージェントのラインアップを強化する。車載エッジAIエージェントは、自動車に搭載されたエッジデバイス上でAIを活用し、リアルタイムデータ処理や意思決定を行い、人間の介入なしに特定のタスクを実行する自律型インテリジェントシステムであり、自動運転技術向上に大きく貢献する。これを好感する形で買い人気が集中した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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