■債務上限交渉は基本合意に達し、ショートカバーが相場を押し上げる格好に
■DyDo、1Q営業損失 赤字縮小 ▲5.39億円
■前場の注目材料:ファナック、中型ハンドリングロボ、17年ぶり新シリーズ
■債務上限交渉は基本合意に達し、ショートカバーが相場を押し上げる格好に
29日の日本株市場は、ギャップスタートの相場展開になりそうだ。26日の米国市場はNYダウが328ドル高、ナスダックは277ポイント高だった。債務上限交渉で進展が見られたことから、デフォルト(債務不履行)回避への期待から買い優勢の展開。5月のミシガン大消費者態度指数(確報値)や4月の個人消費支出(PCE)物価指数が予想を上回り、経済の強さを示したことも株買いを誘った。また、追加利上げ確率の上昇にもかかわらずハイテクでは人工知能技術革命を期待した買いが続き、相場をさらに押し上げた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比540円高の31500円。円相場は1ドル140円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップアップから始まることになりそうだ。債務上限交渉については、バイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長が27日、基本合意に達した。今後は市場の関心は6月半ばの米連邦公開市場委員会(FOMC)に向かうほか、今週も米雇用統計など重要な経済指標の発表を控えるなか、買い一巡後は次第に利益確定の動きを強めてくる可能性はありそうだ。先物にサヤ寄せして節目の31500円を捉えてくる局面では、達成感も意識されやすいだろう。
ただし、海外投資家による日本株選好の動きは継続するとみられる。先週の調整幅は浅かったこともあり、押し目待ち狙いの海外勢による買いは一巡していないだろう。先週末のリバウンド局面においては、先物市場でレバETFのショートヘッジのための調整買いとみられる商いも観測されており、過熱感や目先的な達成感からショートが入りやすいなか、その後のショートカバーが相場を押し上げる格好になっているようだ。テクニカル面ではボリンジャーバンドの+2σを捉えてくるなか、バンドの切り上がりに沿ったトレンドが継続しよう。
また、先週は指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均をけん引する格好だったが、米国ではマーベルテクノロジーが決算評価から30%を超える上昇となり、他のハイテク株へ買いが波及していた。東京市場においても買いが波及する可能性は高そうだ。また、為替市場ではドル円が1ドル140円70銭台と円安に振れて推移しており、輸出関連への物色が意識されやすいだろう。買い一巡後に調整が見られるようであれば、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。
■DyDo、1Q営業損失 赤字縮小 ▲5.39億円
DyDo<2590>が発表した2024年1月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比34.9%増の471.02億円、営業損失は5.39億円(前年同期は9.86億円の損失)だった。子会社のダイドードリンコと、アサヒグループホールディングス<2502>傘下のアサヒ飲料が自動販売機の運営会社を共同で設立したのに伴い、国内飲料事業の売り上げが大幅に増加した。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(30916.31、+115.18)
・NYダウは上昇(33093.34、+328.69)
・ナスダック総合指数は上昇(12975.69、+277.59)
・1ドル=140.70-80円
・シカゴ日経先物は上昇(31500、大阪比+540)
・SOX指数は上昇(3545.67、+208.95)
・VIX指数は低下(17.95、-1.19)
・米原油先物は上昇(72.67、+0.84)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・ファナック<6954>中型ハンドリングロボ、17年ぶり新シリーズ
・古河電気工業<5801>核融合炉向けHTS線材増産、年内に設備導入
・三菱電機<6503>米社と8インチSiC基板、熊本新工場棟向け開発
・大王製紙<3880>ペットケア用品参入、国内売上高100億円
・トヨタ自動車<7203>サステナ債1000億円発行、先進安全技術など開発
・横浜ゴム<5101>中国でアルミホイール模倣品排除
・日本精工<6471>リアルデジタルツイン人材を育成、全技術者の半数に
・東レ<3402>水素関連売り上げ25年度600億円へ、製造装置部材など拡大
☆前場のイベントスケジュール
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