ビジネスソリューション事業の売上収益は前期比19.6%増の150.16億円、営業利益は同21.7%増の36.99億円となった。障がい者雇用支援サービスは、2024年4月の法定雇用率の引き上げ以降、企業からの引き合いが強い状況が続いており、営業活動は好調に推移した。障がい者の採用・教育の遅れにより、設備販売の一部が翌期にずれ込んだものの、設備販売の値上げや人材紹介の上振れにより、売上・利益ともに計画を上回った。広域行政BPOサービスについては、定額減税に関連した業務が大きく伸びたことで、通期の売上は前年を超え、利益面も大幅に改善した。環境経営支援サービスは、コンサルティングサービスの納品が集中したことにより、当第4四半期に売上が続伸した。企業向けサービスの受注増に加え、新たに開始した自治体向けサービスも順調に立ち上がったことで、大幅な増収増益となった。その他サービスでは、採用支援サービスが生産性の向上等により利益面を中心に堅調な伸びとなった。セールスサポートサービスは、全国の主要都市に拠点を開設したことで、大規模キャンペーンの受託が進み、売上が大きく増加した。一方、ロジスティクスアウトソーシングサービスは、物流センターの運営代行業務からの撤退などの影響により減収減益となった。
人材ソリューション事業の売上収益は同20.2%減の106.20億円、営業利益は同31.5%減の8.67億円となった。主力のコールセンター向けの人材派遣サービスにおいては、新型コロナウイルス感染症関連の売上減少に加え、新規案件の需要が非常に弱かったため、大幅な減収減益となった。販売支援業務については、人材の不足感が強いインバウンド関連の業務に注力したが、採用条件が厳しく、派遣スタッフの稼働を計画通り伸ばすことができなかった。コールセンター業務、販売支援業務ともに厳しい状況が続いたが、当第4四半期には、コールセンター業務に需要回復の兆しが見られ、売上の底打ち感がでてきた。また、需要拡大が続く建設業領域の人材派遣サービスが開始となった。
2025年11月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.0%増の268.28億円、営業利益が同10.4%増の30.74億円、税引前利益が同9.1%増の28.04億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同9.2%減の19.07億円を見込んでいる。 <ST>
この銘柄の最新ニュース
エスプールのニュース一覧- エスプールブルードットグリーンとenechain、脱炭素事業に関する業務連携を開始 2025/01/30
- エスプールブルードットグリーンとenechain、脱炭素事業に関する業務連携のお知らせ 2025/01/30
- 【2/5(水)無料ウェビナー開催】TNFD開示と生物多様性における最新動向 2025/01/29
- 信用残ランキング【買い残増加】 NTT、三菱UFJ、村田製 2025/01/26
- 小森コーポレーション、外部活用で「取り組むべきレベル」を明確化 2025/01/24
マーケットニュース
- 年間消費額8兆円!「インバウンド関連株」新たなる物色の金鉱脈 <株探トップ特集> (01/30)
- 明日の株式相場に向けて=ディープシークは好機をもたらすか (01/30)
- NY各市場 1時台 ダウ平均は65ドル高 ナスダックはマイナス圏での推移 (01/31)
- ラガルド総裁 世界の貿易摩擦はインフレ見通しを不確実に (01/30)
おすすめ条件でスクリーニング
エスプールの取引履歴を振り返りませんか?
エスプールの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。