＜注目銘柄＞＝ライク、総合人材サービス・子育て支援・介護で国策に沿う

　ライク<2462.T>は、３月３０日に年初来高値２９６１円をつけた後、決算発表による材料出尽くし感もあって調整しているが、好実態を考慮すると再び３０００円を目指す動きが期待できる。

　同社は、携帯電話業界向けを中心とする総合人材サービス事業を主力に、傘下のサクセスホールディングス<6065.T>が保育事業、サンライズ・ヴィラが介護事業を展開。４月１０日に発表した第３四半期累計（１６年６月～１７年２月）連結経常利益は１６億６４００万円（前年同期比７８％増）で、前第２四半期から連結を開始したサクセスＨＤの期間差を考慮しても好調だった。

　１７年５月期は３２％経常増益を見込むが、人材不足の深刻化を背景にした総合人材サービスや、人材の拡充を図った介護事業は第３四半期までに通期計画を上回る収益を確保したもよう。また、想定を上回る認可保育園の開設で保育事業も上振れる見通しだ。会社側では第４四半期に先行投資費用を見込むものの、それを考慮しても上振れの公算大。来期も国策に沿う３本柱で成長が期待できる。（仁）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）