東京株式(大引け)=11円高、5日ぶり反発もトランプ演説控え伸び悩む
大引けの日経平均株価は前日比11円52銭高の1万9118円99銭と5日ぶりに小幅反発。東証1部の売買高概算は19億8400万株、売買代金概算は2兆4611億円。値上がり銘柄数は1203、対して値下がり銘柄数は639、変わらずは160銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが12日連続で最高値更新したことに加え、外国為替市場では1ドル=112円台後半へと円安含みで推移、朝方はこれを好感するかたちで買いが優勢となった。ただ、トランプ米大統領の議会演説を現地28日(日本時間では1日昼前)に控え、これを見極めたいとの思惑から日経平均の上値は重かった。後場終盤は主力株中心にインデックス的な売りが五月雨的に出て、前日終値近辺まで急速に軟化した。もっとも中小型株は堅調なものが多く、値上がり銘柄数は全体の6割を占めた。後場は商いも厚みを増し、前場段階で9000億円を下回っていた売買代金は大引け時点では2兆4000億円を上回った。
個別では、ソニー<6758.T>がしっかり、リクルートホールディングス<6098.T>も買いが優勢だった。メディアドゥ<3678.T>がストップ高に買われ、石川製作所<6208.T>も値を飛ばした。ソディック<6143.T>が物色人気となったほか、ヤマシンフィルタ<6240.T>も高い。JUKI<6440.T>が水準を切り上げ、田淵電機<6624.T>も買われた。NSユナイテッド海運<9110.T>が上昇、ディップ<2379.T>も堅調だった。
半面、東芝<6502.T>が軟調。朝高のトヨタ自動車<7203.T>やソフトバンクグループ<9984.T>が軟化したほか、武田薬品工業<4502.T>も安い。KLab<3656.T>が大幅安となり、ナカヨ<6715.T>も急落した。アコム<8572.T>、百五銀行<8368.T>などの下げも目立つ。TOWA<6315.T>が下落、サイバネットシステム<4312.T>も売りに押された。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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