金属特許で連日ストップ高
現在CME日経先物は19450円(円建て)、為替は109.56円と推移している。
国内株式は昨日は北朝鮮のミサイル発射により警戒モードでのスタートになったが、後場には落ち着き下げ幅を縮小。NYも北朝鮮情勢への緊張感より売りが先行したが、8月消費者信頼感指数が予想を上振れたこともあり引けにかけて下げ幅を縮小、反発した。
米国の金融政策、政権運営への不透明感、今週末には米雇用統計も控えている。様子見モードは続くと見られるが、為替も円安方向に振れていることもあり、今日は昨日の下げ分を取り戻す動きが予想される。
【山王】
貴金属を中心とした表面処理加工会社。めっき加工分野での実績が豊富、耐食性・強度などに定評がある。電子部品の精密プレス加工及び金型製作も手掛け、海外はフィリピンや中国等に進出する。
6/14の決算発表では17年7月期第3四半期累計(16年8月-17年4月)の連結経常損益は前年同期は4.49億円の赤字から4500万円の黒字に転換。営業利益も4.1億円の赤字から2600万円の黒字に転換。スマホや車載向けの好調が貢献した模様。8/24に明「導電性微粒子及び導電性微粒子の製造方法」において特許取得の発表。
テクニカル面では水素製造技術の特許取得発表後の一月後半5日連続でストップ高を付ける。その後下落しレンジ相場であったが、今回の新たな特許取得により8/25.28日にストップ高。8/29に年初来高値1940円をつけ、上昇トレンド入り。
業種:金属製品
時価総額:49.7億円
PER:44.88倍
PBR:1.37倍