<動意株・16日>(大引け)=ティーケーピー、串カツ田中、コアなど
串カツ田中ホールディングス<3547.T>=大幅続伸し年初来高値を更新。同社が15日の取引終了後に発表した第1四半期(18年12月~19年2月)連結決算は、売上高21億7100万円、営業利益1億4900万円、純利益1億2200万円で着地した。18年11月期第3四半期から連結決算に移行したため前年同期との比較はないが、前年同期の単独との比較では営業利益は2.5倍になっており、これが好材料視されている。直営店で、禁煙を実施した影響でファミリー層が増加したことで、毎年閑散期であった冬場の客数が増加し、直営既存店売上高が同6.6%増となったことが寄与した。また、前期にオープンした21店舗の通年寄与や新規出店した5店舗も貢献した。
コア<2359.T>=大幅続伸。同社は午前11時ごろ、グループ会社のレゾナとコアネットインタナショナルが、クラウド型電子カルテ「i-MEDIC Plus++」を「Nutanix Enterprise Cloud OS」上で提供開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。「Nutanix Enterprise Cloud OS」は米ニュータニックス社(カリフォルニア州)が提供するマルチクラウド・ハイブリッドクラウド向けのプラットフォーム。今回、医療法人や社会福祉法人を数多く傘下に持つ明日佳グループ(札幌市中央区)で導入のクラウド型電子カルテ「i-MEDICPlus++」について、日本で初めて同プラットフォーム上で提供を開始することになり、4カ月という短期間で電子カルテシステムの導入を実現したという。
千代田化工建設<6366.T>=大幅高で4連騰。同社は3月下旬、プラント建設を巡る損害賠償請求に関連して19年3月期に52億円程度の損失を計上する可能性があると発表、株価もいったんは下値を探ったが、その後切り返し急となっている。株式需給面では昨年来底値圏での推移を続け、実需の売りが枯れていたことに加え、業績不振を材料に空売りも高水準でその買い戻し圧力が働いている。東証信用倍率は5日申し込み現在で1.09倍と売り買いがっぷり四つとなっており、踏み上げ相場の素地がある。
RPAホールディングス<6572.T>=ストップ高で年初来高値更新。同社は15日取引終了後に、20年2月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを16億300万円(前期比67.9%増)としていることが好感されているようだ。売上高は140億1600万円(同71.2%増)となる見通し。事務作業代行ロボット「BizRobo!」の既存顧客による追加導入や、直接販売、パートナーによる販売が引き続き順調に推移するとみているほか、新規分野の事業拡大などを見込んでいる。
ファンコミュニケーションズ<2461.T>=続急伸し年初来高値更新。同社が5日の取引終了後に発表した3月度の月次業績速報で、連結ベースの売上高が前年同月比1.2%増と18カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。主力でアフィリエイト広告サービスのCPA型アドネットワーク事業が同1.8%増とプラスに転じたことが寄与した。アドネットワークや行動ターゲティングなどCPC/ターゲティング型アドネットワーク事業は同1.6%減だったが、スマートフォンアプリの企画・開発などを行うその他も同17.0%増と伸長した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:minkabuPRESS
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