<4188> 三菱ケミG 850.7 +13.7続伸。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も960円から
1000円に引き上げている。社長交代発表以降の株価下落は過剰と判断、スピード感のある経営判断によって業績の改善及び再成長を果たせると予想しているもよう。
短期的には、MMA及びALS治療薬ラジカヴァを中心に会社計画を上回る業績を予想。
また、スペシャリティマテリアルズは、選択と集中により業績が大幅に改善していく可能性もあるとみている。
<2702> マクドナルド 6200 +80反発。本日は日経平均が軟調な中で、スタンダード指数やグロース指数は底堅い動き。日本取引所グループではTOPIXの新たな改革案を公表、28年7月には銘柄数を1200ほどに絞り込むほか、成長性のある企業を取り込むとして、スタンダード市場とグロース市場からおよそ50銘柄が加わる見込みとされている。現在2市場において浮動株時価総額が最も高水準である同社などにも注目が向かっているようだ。
<5844> 京都FG 2739 +78大幅続伸。「銀行以外」で収益の5割目指すとの報道が伝わっている。2023年に立ち上げた京都キャピタルパートナーズでは、地方銀行発のVCとして最大規模を目指し、運用総額を30年度までに1170億円と現状の7倍に増やす目標のもよう。スタートアップと事業承継向けの投資を担い、京都大学発などの有望企業がターゲットとなるようだ。積極的なM&A展開による収益基盤の確立を期待視する動きにつながっている。
<3591> ワコールHD 4515 +143大幅続伸。前日に提出された変更報告書によると、3Dインベストメントの保有比率が従来の5.13%から6.19%に上昇したことが明らかになっている。これに先立ち、6月11日に提出された大量保有報告書で、5.13%の大株主に浮上したことが明らかになっていたが、その後も株式取得が続く形になっているようだ。保有目的は、純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為を行うこととしている。
<6871> マイクロニクス 6500 +480大幅続伸。前日には丸三証券が投資判断を新規に「買い」、目標株価を9500円としている。プローブカードの需要増加による中長期的な業績拡大を予想しており、PER水準から現状の株価は割安とみているようだ。今期以降過去最高益更新が続くとみられるため、過去レンジ上限であるPER30倍は許容範囲と指摘。なお、24年12月期営業利益は122億円、前期比2.3倍を予想、25年12月期も4割超の増益を見込んでいるようだ。
<9072> ニッコンHD 3452 +374大幅続伸。本日は売出株の受渡期日となっている。売出株数は212万4800株、売出価格は2898円。短期的な需給悪化を見越したショートポジションも膨らんでいたとみられ、需給悪化が顕在化せず、買い戻しが急がれているものとみられる。今後は、7月1日から12月30日までを取得期間として、発行済み株式数の2.06%に当たる130万株を上限とした自己株式の取得もスタートする。
<6707> サンケン電 7253 +739大幅反発。前日に提出された変更報告書によると、エフィッシモ・キャピタルの保有比率が従来の19.16%から20.18%に上昇していることが明らかになっている。エフィッシモは旧村上ファンド系の投資会社とされているが、保有目的は純投資としている。同社株の買い増しはTOBを実施した21年3月以来になるもよう。米子会社アレグロ・マイクロシステムズへの関心などあらためて思惑視される格好に。
<4544> HUグループ 2348.5 -123.5大幅続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げ、目標株価も3100円から2500円に引き下げている。コロナ関連売上高の下振れ推移によって業績予想を下方修正しているもよう。
前期業績が大幅に下振れたことで、今年度LTS事業の損益改善を見込んでも、従来予想には届かないと判断。25年3月期営業利益は、会社計画の100億円に対して37億円を見込んでいるようだ。
<3997> トレードワークス 963 +150ストップ高比例配分。SCSKとの資本業務提携を発表している。第三者割当による自己株式の処分により、SCSKに12万8000株(発行済株式数の3.72%)を割り当てる。
また、SCSKでは、自己株処分による株式取得後、提携関係の深化に合わせ7万9000株程度を市場買付けで追加取得の予定。証券トータルシステムの開発と販売、個別システムの開発と販売、知識やノウハウの共有、人的交流などを業務提携の内容としている。
<2323> fonfun 822 +30買い優勢。企業向けクラウド電話システム「CallConnect」を運営する合同会社selfreeの全株式を取得して完全子会社とすること、並びに資金の借入を行うことを決議したと発表している。事業連携やクラウド電話システムの良好な市場環境から、業績面に対して、早期に安定的な好影響をもたらすと捉えているようだ。なお、資金調達に関しては、エクイティファイナンスは予定していないとしている。
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