安値圏で反発、大引け前の買いは反騰シグナルか
時価総額:42.82億円
PER:0.00倍
PBR:6.99倍
がん免疫療法「樹状細胞ワクチン療法」を中心に医療機関にノウハウを提供する東大医科研発のベンチャー企業。同社では、樹状細胞ワクチンによるがん免疫細胞療法の再生医療製品化目指している。
業績面においては5/13の第1Q決算で赤字幅縮小での着地が確認されたものの、売上高減と今期計画が芳しくないことから評価されづらいとみられる。しかしながら、今年に入り慶應義塾から子宮頸癌に対するTリンパ球輸注療法に関する業務を受託するなど、これまで注力してきた細胞加工の事業に進展がみられていることも事実。
株価は2月の急騰以来、下値模索の展開となっていたが昨日は年初来の安値圏から反発。5月後半にも急騰で上ヒゲをつけた場面がみられており、本格動意前の需給確認といった面にも目を向けておきたいところ。テクニカル指標は良化してきており、保ち合いを抜け出せるかに注目しておきたい。近く材料発表がなされれば、前回の高値を抜いていく期待も持てそうだ。