2. 財務状態とキャッシュ・フローの状況
2018年2月期末の総資産は前期末比で452百万円増加の4,020百万円となった。内訳を見ると、流動資産は同500百万円増加した。現預金が343百万円、受取手形及び売掛金が149百万円それぞれ増加した。固定資産は同48百万円減少した。のれんが31百万円減少したことが主因となっている。
一方、負債合計は前期末比210百万円増加の1,003百万円となった。流動負債で未払法人税等が134百万円増加したほか、受注損失引当金が27百万円増加したことによる。なお、有利子負債はなく無借金経営が続いている。また、純資産は前期末比241百万円増加の3,016百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益425百万円の計上、剰余金の配当支出183百万円等により利益剰余金が84百万円増加したほか、自己株式の消却により控除項目である自己株式が157百万円減少したことによる。
経営指標を見ると、自己資本比率は75.0%と前期末比で2.8ポイント低下したが、無借金経営で現預金も17億円強と潤沢にあることから財務内容は良好と判断される。また、収益性に関してはROAが15.5%、ROEが14.7%、営業利益率が7.1%となり、いずれも前期から向上した。
各キャッシュ・フローの状況について見ると、営業キャッシュ・フローは540百万円の収入(前期は219百万円の収入)となった。税引前利益が前期比で90百万円増加したほか、受注損失引当金の増減で52百万円の増加要因となったほか、法人税等の支払額が163百万円減少したことが増加要因となった。投資キャッシュ・フローは、13百万円の支出(同94百万円の収入)となり、フリー・キャッシュ・フローは526百万円の収入(同314百万円の収入)となった。また、財務キャッシュ・フローは、配当金の支払により183百万円の支出(同327百万円の支出)となった。前期は配当金支払いのほかに自己株式の取得で157百万円を支出している。この結果、2018年2月期末の現金及び現金同等物の残高は1,733百万円と前期末比で343百万円の増加となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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