イナリサーチが３日連続Ｓ高、ｉＰＳから作った心筋細胞をサルの心臓に移植と報じられる

　イナリサーチ<2176.T>が３日連続ストップ高。きょう付の日経産業新聞で、年明けにもｉＰＳ細胞から作った心筋細胞を心筋梗塞を起こしたサルに移植する実験を信州大学の柴祐司講師らの研究チームと共同で始めると報じられたことを材料視。既に１２日には会社側より発表されていたが、この日、紙面に取り上げられたことで改めて人気が高まったようだ。柴講師らが作ったｉＰＳ細胞から育てた心筋細胞を、同社が開発した実験用カニクイザルの心臓の壊死（えし）した部分に移植するという。その後、ＣＴスキャンで心臓の脈打ちの速度などを観察し、移植によって心機能が回復するかどうかを確かめるという。成功すれば、心筋梗塞の治療に応用できるとの期待から、注目を集めているようだ。

イナリサーチの株価は１０時４分現在１００９円（△１５０円）カイ気配


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）