同社が提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」の外部データベースとして、約69万件の「LIFULL HOME'S」の空き室情報と連携することで、増加を続け社会問題にも発展している空き室を悪用した不正手口に対し、より網羅的な審査が可能になった。
2022年3月のクレジットカード不正利用被害額の発生状況によると、「番号盗用被害」が年々増加しており、なかでも2021年度の被害額は過去最多の311億円だった。一方、空き家率は2033年には30.2%にも増加するといわれており、クレジットカード不正と同様に、空き家を含めた空き室を悪用した不正手口も増加の可能性があるという。
同社の独自調査によれば、空き室を使用した全取引のうち、3分の1に不正の疑いがあることが判明しており、出荷前に住所が空き室であると判断できれば、不正購入者への発送防止が可能となり、転売などによる市場価格崩れの防止や、後払いの未払いを未然に防ぐことによる利益率の向上等につながるとしている。
今後も、多様化する最新の不正手口に関する分析と研究を重ね、積極的に機能拡充・サービス開発に取り組むことで、安心・安全なオンライン取引・ネット通販の環境づくりに貢献していく方針。
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