■ストリームM <4772> 191円 (+50円、+35.5%) ストップ高
ストリームメディアコーポレーション <4772> [東証G]がストップ高の191円に買われた。10日、K-POPグループ「BTS」や「SEVENTEEN」などを抱える韓国の芸能事務所HYBEが、ストリームM親会社のSMエンターテインメントを買収すると発表したことを受けて、思惑的な買いが向かったようだ。HYBEは、SMエンターテインメント創業者であるイ・スマン元総括プロデューサーが保有している持ち分14.8%を4228億ウォンで取得するほか、少数株主が保有しているSMエンターテインメント株式のTOBを実施するという。両社のグローバルな力量を結集させることで、世界の大衆音楽市場のゲームチェンジャーに跳躍するのが狙いとしている。
■GCジョイコ <6249> 2,534円 (+500円、+24.6%) ストップ高
ゲームカード・ジョイコホールディングス <6249> [東証S]がストップ高。9日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を130億円から220億円(前期比92.2%増)へ、営業利益を7億円から40億円(同3.6倍)へ、純利益を5億円から36億円(同2.9倍)へ上方修正したことが好感された。第3四半期に市場に投入されたスマートパチスロ対応ユニットの売り上げが好調に推移したことが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(22年4-12月)決算は、売上高154億6100万円(前年同期比83.1%増)、営業利益30億3000万円(同3.5倍)、純利益24億8500万円(同6.7倍)だった。
■ダイコク電 <6430> 2,575円 (+500円、+24.1%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。ダイコク電機 <6430> [東証P]がストップ高。9日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を290億円から300億円(前期比23.0%増)へ、営業利益を18億5000万円から30億円(同2.5倍)へ、純利益を13億円から21億円(同70.9%増)へ上方修正し、あわせて設立50周年を記念して、期末に記念配当10円を実施すると発表したことが好感された。上方修正は、11月に市場投入されたスマートパチスロの稼動が好調に推移したことにより、パチンコホールでスマート遊技機に対応するための設備投資が活発化し、同社のスマート遊技機に必要なカードユニット「VEGASIA」などの販売台数が計画を大幅に上回ったことが要因としている。なお、期末配当予想は60円が予定され、年間配当は70円(前期60円)となる。同時に発表された第3四半期累計(22年4-12月)決算は、売上高232億8600万円(前年同期比22.2%増)、営業利益39億4900万円(同2.6倍)、純利益28億3200万円(同2.2倍)だった。
■アルー <7043> 1,067円 (+150円、+16.4%) ストップ高
アルー <7043> [東証G]がストップ高まで買われた。同社は9日取引終了後、23年12月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比17.0%増の2億7000万円としていることが好感されたようだ。売上高は同18.2%増の32億7700万円を見込む。新規顧客開拓に加え、クラウド型eラーニングシステム「etudes」への積極投資による売上高の伸びを優先するとしている。なお、22年12月期通期の連結決算は、売上高が前の期比15.7%増の27億7200万円、営業利益が同17.1%減の2億3000万円だった。
■カッシーナ <2777> 1,125円 (+150円、+15.4%) ストップ高
カッシーナ・イクスシー <2777> [東証S]がストップ高。同社は9日、オフィス向けサービスやリゾート施設などの運営を手掛けるユニマットホールディング(東京都港区)傘下のユニマットライフがカッシーナに対し、非公開化を目的にTOBを実施すると発表した。TOB価格が1株1220円となっていることから、これにサヤ寄せする格好となった。ユニマットグループとカッシーナは今回のTOBにより、顧客の共有化や法人向けビジネスの強化などのシナジーを見込む。買い付け予定数は191万3235株(下限64万8520株、上限設定なし)で、買い付け期間は2月10日から3月27日まで。TOB成立後に同社株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は9日付で監理銘柄(確認中)に指定している。
■神戸鋼 <5406> 768円 (+100円、+15.0%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。神戸製鋼所 <5406> [東証P]がストップ高。9日の取引終了後に23年3月期業績予想の修正を発表。純利益を620億円(前期比3.2%増)とし、従来予想の450億円から上方修正し一転増益となる見通しを示したことが好感された。販売価格改善の進展や主原料価格の下落による鉄鋼メタルスプレッドの改善のほか、建設機械におけるエンジン認証問題に関する補償金収入などが寄与する見通し。売上高については、2兆5300億円から2兆4900億円(同19.6%増)に見直した。また、これまで未定としていた期末配当は25円とした。年間配当は前期比同額の40円となる見込み。同時に発表した22年4-12月期決算は、売上高が1兆7846億円(前年同期比20.2%増)、純利益が475億1000万円(同12.2%減)だった。
■ルネサス <6723> 1,608円 (+206円、+14.7%)
東証プライムの上昇率3位。ルネサスエレクトロニクス <6723> [東証P]が3日ぶりに急反騰。9日の取引終了後に発表した22年12月期の連結決算は、売上収益が前の期比51.0%増の1兆5008億5300万円、最終利益が同2.1倍の2566億3200万円と大幅に増加した。これを評価した買いが集まったようだ。自動車向け事業が大きく伸長したほか、産業・インフラ・IoT向け事業も堅調に推移した。23年1-3月期(非GAAPベース)は、売上収益で3475億~3625億円(前年同期3466億9600万円)、営業利益率で32.5%(同39.1%)を見込む。更に同社は発行済み株式数の2.07%に相当する約4045万株、取得額として約500億円を上限として自社株TOBを実施する。買い付け価格は1236円で、前日の終値(1402円)を下回る水準となる。ルネサスはINCJ(旧産業革新機構)との間で、今回の自社株TOBに伴ってINCJが保有する4000万株を応募する契約を結んだとしている。
■ジャムコ <7408> 1,700円 (+206円、+13.8%)
東証プライムの上昇率6位。ジャムコ <7408> [東証P]が続急騰。9日の取引終了後に発表した23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算は、売上高が前年同期比18.7%増の318億7300万円、最終損益が12億3100万円の黒字(前年同期は8億5200万円の赤字)だった。最終黒字を確保したことを評価した買いが集まったようだ。航空機の内装品を手掛ける事業では、運航機数の増加に伴ってスペアパーツの販売が増加した。ビジネスクラス・シートの出荷の開始も寄与した。
■東海カーボン <5301> 1,199円 (+117円、+10.8%)
東証プライムの上昇率8位。東海カーボン <5301> [東証P]が続急騰、75日移動平均線を足場に大きく切り返す展開をみせた。9日取引終了後に発表した22年12月期の決算は、カーボンブラック事業や黒鉛電極事業の好調などを背景に営業利益段階で前の期比65%増の405億8800万円と急拡大、続く23年12月期も前期比11%増の450億円と2ケタ成長を予想しており、これを評価する買いを呼び込んだ。また、好業績を背景に今期年間配当を前実績から6円増配となる36円とすることを発表、これを好感する形で投資資金が流入した。
■太平電 <1968> 3,615円 (+220円、+6.5%)
太平電業 <1968> [東証P]が5日続急伸。9日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、営業利益を90億円から118億円(前期比12.8%増)へ、純利益を75億円から89億円(同5.9%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を100円から110円へ引き上げたことが好感された。計画していた工事が受注にいたらなかったことから売上高は1260億円から1250億円(同1.5%減)へ下方修正したものの、継続して施工体制構築やコストダウン推進による原価低減を図ったことで、主に火力他補修工事や海外工事の利益率が向上したことが利益を押し上げるという。同時に発表した第3四半期累計(22年4-12月)決算は、売上高910億1500万円(前年同期比1.5%増)、営業利益112億3000万円(同59.8%増)、純利益83億6400万円(同34.9%増)だった。
■板硝子 <5202> 697円 (+38円、+5.8%)
日本板硝子 <5202> [東証P]が続急伸。同社は9日取引終了後、23年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の180億円から280億円(前期比40.1%増)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高予想も7400億円から7500億円(同24.9%増)に上方修正。建築用ガラス事業と自動車用ガラス事業を中心に販売価格が上昇したことや、第3四半期の販売量が伸び投入コスト増加の影響を軽減できたことが主な要因だとしている。
■ライト <1926> 1,965円 (+102円、+5.5%)
ライト工業 <1926> [東証P]が4日続急伸。同社は2月9日大引け後に決算を発表、23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.9%減の96.6億円となり、通期計画の135億円に対する進捗率は71.6%にとどまったものの、5年平均の68.3%を上回った。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の1.82%にあたる90万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、これが好感されたようだ。買い付け期間は2月10日から5月31日まで。また、2月28日付で155万6000株の自社株を消却する。
■奥村組 <1833> 3,150円 (+162円、+5.4%)
奥村組 <1833> [東証P]が続急伸、異色の上げ足をみせた。トンネル施工で実績の高いゼネコンで免震技術などにも定評がある。建設コスト上昇を合理化努力で相殺し採算性を高めることに成功しており、足もとの利益は会社側想定を上回って推移している。9日取引終了後に23年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の92億円から103億円(前期比19%減)に増額修正した。これに合わせて今期配当計画も大きく上方修正し、従来計画の186円に14円上乗せした200円とすることを発表した。配当利回りは時価換算で6.4%弱と高水準で、インカムゲイン狙いの買いを誘導したようだ。
■AOKIHD <8214> 720円 (+33円、+4.8%)
AOKIホールディングス <8214> [東証P]が大幅続伸した。9日の取引終了後に発表した23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算は、売上高が1190億7400万円(前年同期比15.9%増)、経常損益が38億5400万円の黒字(前年同期は25億1100万円の赤字)となった。10-12月期の経常利益は前年同期から大幅に増加しており、直近の業況を好感した買いが入ったようだ。ファッション事業の4-12月期は増収、営業黒字に転換した。フォーマル及びカジュアル商品が好調に推移した。
■エネチェンジ <4169> 1,025円 (+45円、+4.6%)
ENECHANGE <4169> [東証G]が大幅続伸。同社は電力・ガス切り替えプラットフォーム「エネチェンジ」などの運営のほか、電力・ガス会社向けにクラウドを使ったデジタルトランスフォーメーション(DX)支援サービスを提供するが、電気自動車(EV)の充電事業への展開にも積極的に取り組んでいる。9日取引終了後、EV充電器の設置・運営を手掛け東京電力ホールディングス <9501> [東証P]を筆頭株主とするe-Mobility Power(東京都港区)と業務提携することを発表、これを材料視する買いが集まった。
■日本製鉄 <5401> 2,783.5円 (+121円、+4.5%)
日本製鉄 <5401> [東証P]が大幅続伸し、昨年来高値を更新した。9日の取引終了後、23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算を発表した。売上収益は前年同期比20.6%増の5兆9616億8200万円、最終利益は同1.8%増の5171億4400万円だった。また、未定としていた期末配当予想は前期末比で横ばいの90円とした。最終増益で着地し、通期業績予想が据え置かれたことが買い安心感をもたらした。配当利回りが6%台と高水準なのもあって、改めて幅広い投資家の関心が向かったようだ。世界的に鋼材需要の低迷が続くなか、為替の影響を含めマージンが改善した。収益改善対策を継続した効果も出た。年間配当は前期比20円増配の180円を予定する。
■ビーエンジ <4828> 2,615円 (+113円、+4.5%)
ビジネスエンジニアリング <4828> [東証P]が大幅反発。9日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を179億円から183億円(前期比3.0%増)へ、営業利益を30億円から32億円(同32.6%増)へ、純利益を21億円から22億9000万円(同39.3%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を39円から43円へ引き上げたことが好感された。ソリューション事業の受注高及び売上高の増加と、プロダクト事業のライセンス販売の増加などを牽引役に、第3四半期累計(22年4-12月)決算が計画を上回って着地したことが要因としている。なお、年間配当は64円(前期84円、ただし22年6月1日付で1株を2株に株式分割)になる予定だ。同時に発表した第3四半期累計決算は、売上高137億3300万円(前年同期比3.7%増)、営業利益25億2900万円(同32.2%増)、純利益17億1500万円(同31.5%増)だった。
■東エレク <8035> 48,270円 (+2,010円、+4.4%)
東京エレクトロン <8035> [東証P]が大幅反発、一時6%を超える上昇で4万9000円台まで株価を上昇させた。9日取引終了後に23年3月期第3四半期(22年4-12月)の決算発表と併せて通期業績予想の修正を発表した。営業利益は従来予想の5460億円から5800億円(前期比3%減)に大幅増額したことは、ポジティブサプライズとなった。好業績を背景に今期の年間配当も従来計画の1482円から1588円(前期実績は1403円)に増額し、配当利回りも3.3%前後まで水準が切り上がった。更に、3月末の株主を対象に1株を3株にする株式分割を発表しており、これによる株式流動性の高まりに期待した買いを引き寄せた。
■石油資源 <1662> 4,395円 (+155円、+3.7%)
石油資源開発 <1662> [東証P]が大幅高で5日続伸。10日午後2時ごろ、23年3月期の連結業績予想について、売上高を3045億6300万円から3266億7900万円(前期比31.1%増)へ、営業利益を452億4200万円から612億5000万円(同3.1倍)へ、最終利益を530億円から600億円(前期309億8800万円の赤字)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を150円から180円へ引き上げたことが好感された。主にLNGスポット価格の高騰による天然ガス、電力の販売価格上昇を見込むことなどが要因としている。なお、年間配当予想は330円(前期50円)となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(22年4-12月)決算は、売上高2251億500万円(前年同期比31.4%増)、営業利益387億4200万円(同3.3倍)、最終利益432億8600万円(前年同期850億5700万円の赤字)だった。
■丸文 <7537> 1,301円 (+39円、+3.1%)
丸文 <7537> [東証P]が大幅続伸。今月に入り長期波動の上値ポイントとなっていた2018年2月の高値1260円を上回ったが、その後も売りを吸収し上昇基調を維持、10日はフシ目の1300円台に乗せた。同社株が1300円台に乗せるのはリーマン・ショック前年の07年10月以来で約15年4ヵ月ぶりとなる。エレクトロニクス商社で 半導体関連のウエートも高いが、半導体市況の軟化が取り沙汰されるなかにあっても同社の業績は絶好調に推移している。23年3月期営業利益は、前期比67%増の100億円予想と変貌し22年ぶりの過去最高利益大幅更新を見込んでいるが、一方でPERが8倍弱、PBRが0.7倍台と割安感が際立っている、更に株主還元にも積極的で今期配当は前期実績に37円上乗せとなる67円を計画、配当利回りに換算して5%を超える。
※10日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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