中期経営計画の2年目となる2022年度は、課題として掲げた「設計提案から施工までの一貫体制の強化」と「顧客のニーズに応える付加価値の創出」への取り組みを着実に進め、更にはESGを意識した経営を推進して持続的な企業価値の向上に努めてきた。
建設事業の売上高は前年同期比23.8%増の178.64億円、セグメント利益は同28.1%増の6.31億円となった。鉄道や高速道路の杭工事や民間工場の地盤改良工事が売上高に寄与したことなどで増収となった。利益については、主に売上高の増加や施工機械の稼働が高まったことなどで増益となった。なお、新型コロナウイルス感染症の受注活動や着工時期への影響は、引き続き注視が必要なものの収まりを見せている。
土木建築コンサルティング全般等事業の売上高は同17.6%増の4.30億円、セグメント利益は0.14億円(前年同期は0.33億円の損失)となった。主に設計・計算業務が増加した。
その他の事業においては、神奈川県川崎市に所有している不動産の賃貸により、売上高は同0.1%減の0.23億円、セグメント利益は同0.0%減の0.06億円となった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比15.7%増の212.00億円、営業利益は同24.0%増の8.10億円、経常利益は同20.9%増の8.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同16.0%増の5.60億円を見込んでいる。
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