ニトリHD<9843>:14580円(+305円)
続伸。先週末に11月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比1.3%増、5月連続でのプラス成長となっている。客数が同0.9%減となった一方、客単価は同2.2%上昇となっている。客単価の上昇は8カ月連続。今期の既存店累計は前年同期比2.1%増全店累計は同6.2%増に。気温の低下とともに秋冬物の寝具・寝装品の売上が伸長、キャンペーン実施の効果などもあったもよう。
BEENOS<3328>:1556円(+113円)
大幅反発。先週末の取引終了後に自社株買いの実施を発表しており、需給改善期待が先行しているようだ。発行済み株式数の1.72%に当たる21万株、4億円を上限としており、取得期間は11月26日から19年2月25日までとしている。株価がほぼ年初来の安値水準と下値圏にあることで、積極的な買い付けが期待できるとの見方も先行へ。
東京機<6335>:449円(+31円)
大幅続伸。先週末に業績修正を発表している。通期営業利益は従来予想の4.8億円から5.億円にわずかに上方修正したほか、最終利益は3億円から7.3億円に上方修正している。定資産の譲渡に伴う特別利益約4.3億円を計上したことが要因。先に2度の固定資産譲渡発表しており、特別利益の計上は想定線であるが、上半期業績は下方修正で赤字決算とっていたことから、本業ベースの上方修正と合わせてポジティブに捉えられている。
ジャストプラ<4287>:1293円(+276円)
大幅に5日続伸。子会社プットメニュー(東京都大田区)のスマートフォンオーダーシステム「Putmenu」が、丸井グループ<8252>のクレジットカード事業会社が提供する「エポスカード」に対応したと発表している。「Putmenu」対応の提携飲食店などでエポスカードによる支払いをすれば、特典を受けられるようになる。クレジットカードへの対応を受け、今後の事業拡大が見込めるとの期待から買い人気を集めている。
国際帝石<1605>:1153円(-34円)
大幅続落。原油相場の下落が嫌気されている。先週末のNY原油相場は7.7%の大幅な下落となり、2017年10月以来の安値水準になっている。サウジアラビアの生産拡大などを背景に協調減産への期待が後退し、原油相場を押し下げている。米国石油株も原油安を嫌気する動きになっており、国内の関連株もつれ安する展開に。石油資源<1662>や出光興産<5019>なども売りが優勢の展開となっている。
三精テクノロジ<6357>:2116円(+346円)
急騰。2025年国際博覧会の開催地が大阪に決定した。大阪での万博開催は1970年以来2度目となる。同社は遊戯機械や舞台機構のメーカーだが、前回の大阪万博のほか、つくば博、愛・地球博などでも豊富な納入実績を持っており、メリットが期待される関連銘柄として物色されている。同社のほか、淺沼組<1852>や森組<1853>、南海辰村建設<1850>など、大阪に地盤を置く建設株で高いものが目立つ。
日本精密<7771>:125円(+6円)
大幅に続伸。第三者割当で94万4000株の新株式を発行すると発表している。発行価額は1株につき106円。調達資金の約1億円は従業員の人材確保と育成を意図した人件費などベトナム工場の運転資金のほか、カンボジアメタル工場の運転資金やカシオ計算機<6952>からの借入金返済に充てる。割当先は筆頭株主で韓国企業のジエンコで、長期保有の意向を示していることから需給悪化懸念よりも投資などへの評価が勝っているようだ。
ピクセルCZ<2743>:323円(+9円)
大幅に4日ぶり反発。新たにe-sports事業を開始することを決め、連結子会社のピクセルエステート(東京都港区)にe-sports事業部を設置したと発表している。e-sportsスタジアムを開設し、e-sports事業者の誘致、貸出、広告・協賛の取次、プロデュース等を行う。ブロックチェーン開発の受注などのシナジーも期待できるという。事業開始は12月1日の予定で、事業計画については12月から19年1月にかけて策定する。
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