<話題の焦点>=JR東海の老朽化対策関連、大規模改修を5年前倒し
同社は大規模改修を見込んで、既に02年から費用の一部(引当金)を積み立てている。当初は引当金を15年間積み立て、18年から10年間かけて大規模改修を実施する予定だった。
鋼橋はすべて架け替えることを前提としていたが、延命化などの技術開発が進んだことで、部材を部分的に取り換えるだけで済むようになった。これらの技術開発を受け、大規模改修を5年前倒ししてこの4月から始めた。JR東海は、電車120両を新製するとともに、気動車10両も新製すると発表した。設備投資額は約250億円を想定している。
個別銘柄では、鉄道工事大手の鉄建<1815.T>に注目。14年3月期は、駅など耐震工事中心に堅調な推移が予想される。さらに、軌道や駅舎の工事に強みを発揮する東鉄工業<1835.T>も恩恵を受ける。
車両メーカーでは、JR東海が筆頭株主の日本車両製造<7102.T>が一番手。13年3月期は、受注が端境期となり業績は下方修正されたものの、14年3月期は新幹線の「N700A」の6編成製造が寄与。米国や台湾向け車両も本格貢献し、営業益見通し。
さらに、日本信号<6741.T>は、14年3月期に、主力の信号機に加え、駅務自動化機器の拡大が期待される。また、JR東日本が筆頭で密接な関係にある名工建設<1869.NG>は、14年3月期に東海道新幹線の大規模改修需要も上乗せされる。
◆主なJR東海の設備投資関連銘柄
銘柄(コード) 株価 PER
鉄建<1815.T> 128 ―
東鉄工<1835.T> 1527 18.1
名工建設<1869.NG> 454 12.0
日信号<6741.T> 710 14.7
日車両<7102.T> 412 54.0
※株価は3日終値。単位:円、倍
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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