業績好調にもかかわらず株価割安
まず、今期(2013年3月期)第3四半期までの業績は売上が前年同期比58.6%増の143億9600万円、経常利益が64.7%増の1億2200万円、純利益が87.3%増の1億400万円と、大幅増収増益になっています。
業績が好調な要因は完成工事高の増加です。工事種別を見ると一般ビル工事は厚生福祉施設工事等の増加により前年同期比29.9%増の88億5400万円、産業施設工事は工場関連施設工事の増加により146.9%増の42億4200万円、電気工事も工場関連施設工事の増加により138.1%増の12億9900万円と、いずれも大きく伸びています。
さらに受注状況も好調で、第1-3四半期の受注高は31.1%増の157億3900万円となっています。アベノミクスで日本経済活性化が図れれば来期の業績は一段の拡大が期待できるところだと思います。
なお、今期通期業績予想は売上が28.0%増の200億円、経常利益が16.0%増の3億6000万円、純利益が5.0%増の3億円を見込んでいますが、第3四半期までの売上、利益伸び率を考えれば、上方修正の可能性も十分あると思います。ちなみにこの業績予想を達成すれば予想PERは7.1倍となり、業績成長率と比較して、割安感を感じられるところです。