国際帝石など資源関連株が軒並み急伸、OPEC減産サプライズで物色資金集中
石油輸出国機構(OPEC)が28日、アルジェリアで行われた臨時総会において増産凍結で合意した。会合前にはサウジアラビアとイランの利害対立から合意は困難との観測が強かっただけに、ポジティブサプライズとなり、前日のWTI原油先物価格は2ドル38セント高の1バレル=47ドル5セントと急反騰した。加盟14カ国は8月時点で日量3324万バレルを生産していたが、これを3250~3300万バレルに制限する方針で実質的には減産の方向となる。OPECが減産するのはリーマンショックが起きた2008年以来のこととなり、市場関係者の間でも驚きをもって受け止められた。
これを受けて前日の米国株市場では、エクソンモービルが4.4%高、シェブロンが3.2%高に買われるなどエネルギー関連株が急伸、全体指数の上昇を牽引した。東京市場でもこの流れを引き継ぎ、原油市況と株価連動性の高い銘柄に物色資金が集中している。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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